*****ご注意!!!一部ネタバレの可能性があります!!*****
警視庁広域捜査専任特別調査室(通称SRO)のシリーズ9作目
前作から約3年ぶりで、このシリーズまだ続いていたのか・・・と安堵と期待をもって手に取る
時間が空いてしまったので、登場人物や前作までの流れを思い出しながらという感じになったのは残念
最近トラブルを起こしている宗教団体が外人部隊の経験もある凄腕スナイパーを雇い警察の大物を狙っているという話が元SROの坊屋久美子が持ち込む
情報元のエスを守るため公安は動かないという
SROメンバーの尾形の妻はその宗教団体にのめり込んでいるし、針谷の交際相手貴子は元旦那が多額の報酬の犯罪をするのではと相談する
公安からは尾形に宗教団体の信者になってスパイをしろと要請されるし、自発的に宗教団体に偵察にいったSROメンバーの木戸はすっかり取り込まれてしまう。
そして全く別の時間軸で近藤房子が犯罪(=殺人)を繰り返していた
次作への予感は残しつつも、なんだかオールスターキャストで話も各キャラクタそれぞれに割いていて、そろそろこのシリーズも終盤かなと思ってしまった。
2022年3月25日 初版発行
書き下ろし
前作品でもSRO室の不安定さを感じていました。