パヴァロッティ 太陽のテノール

ニューヨークのメトロポリタン歌劇場（MET）が今シーズンの全公演中止、再開は2021年9月と発表しました。
大変残念なことではありますが、依然感染者数が高止まりしている状態ではやむを得ません
2021年9月からのシーズンの演目も発表されいてますので、今は公演再開の日を待つしかありません。

先日　新型コロナ後では初めて、映画館に行ってきました。

観た映画は　「パヴァロッティ　太陽のテノール」です。

３大テノールで人気を博したオペラ歌手のひとり　パヴァロッティの生涯のドキュメンタリーです
監督　ロン・ハワード　ですので、安心して観れます。

高音テノールと歌声の艶が魅力だった　ルチアーノ・パヴァロッティ
イタリアで頭角を表したのち、アメリカで出会ったマネージャーらとともに、知名を上げていきます。

一大ブームのきっかけとなった　ローマ　カラカラ浴場でのコンサートの裏話とともにアンコールの模様も流れ、それがなんとも温かくて。
あの頃　私はドミンゴ推しでした。

ドキュメンタリーは残っていた映像にパヴァロッティと親交のあった人々のインタビューを混ぜて、パヴァロッティのオペラ歌手としての躍進、人間としての魅力・弱みを綴っています。

随所にパヴァロッティの歌が流れ、映画を見ながら非常に心地よい気持ちにさせます。
パヴァロッティの明るい・ポジティブな性格もあって、全編明るい雰囲気が保たれています。

パヴァロッティの道化師の映像もありますが、全編観てみたいものです。
MET　オペラのアーカイブにあるのかしら？

インタビューにはドミンゴもカレーラスも登場、二人ともまだ存命
伝説のコンサートはガン治療を受けていたカレーラスの復帰コンサートでもあったはず、と思うと人生って不思議だなと思います。

すでに　パヴァロッティ没後１３年
伝説のコンサートからは３０年です。

帰宅して、家にあったCDを聴き直して、ベッドに入るのが深夜を過ぎてしまいました。