11日(月)にサントリーホールで開催された辻井伸行さんがソリストで出演したコンサートに行ってきました。
サントリーホールを含むアークヒルズ周辺では2011年から毎年、町の音楽祭「アークヒルズMusic Week」を1週間強に亘って開催している。
今年は10月2日から10施設で18公演が開催され、本公演もそのひとつ。
辻井伸行さんと三浦文彰さんがアーティスティック・リーダー
2019年に二人の呼びかけで集まった国内外で活躍する演奏家・コンマスらで構成されるARKシンフォニエッタの共演
このチケットは6月に購入
その時は10月11日は祝日だと思っていました。
また、まだコロナの状況が不透明な時期。
休憩なしの公演と案内されていましたが、配席は隣席を空席にしない(隣がいる)配席でした。
公演直前に途中休憩が20分入ることがHP上で案内されました。
会場は特定エリア(舞台右手側)以外はほぼ満席でした。
ホワイエのドリンク販売は水かお茶のみ、クロークは閉鎖
指揮:三浦文彰 管弦楽:ARKシンフォニエッタ
モーツァルト 交響曲第41番ハ長調 K551 ジュピター
(休憩20分)
ベートーヴェン ピアノ協奏曲第4番 ト長調 Op.58(ピアノ 辻井伸行)
(ソリストアンコール)
ワーグナー(リスト編曲):エルザの大聖堂への行列
久しぶりの辻井さんのピアノ協奏曲は素晴らしかったです。
辻井さん独特のピュアな音色がより澄んでいて非常に心地よい。
また、ここ暫く新しいことに挑戦している故か逞しさのようなものを強く感じていたが、若さがよみがえったような感じがした。
この日は仲の良い三浦さんとの共演だったこともあり、リラックスして肩の力が抜けたか?
私が持っているベートーヴェン ピアノ協奏曲第4番の音源とは全く作品の表情が違っていて、大いに魅せられてしまった。
ピアノ協奏曲第4番のが好きになった演奏だった。
第1楽章のカデンツァが2バージョンあって、今回は長い100小節版を辻井さんは演奏したと解説書きで知る(解説書きを読むのも大事だなと痛感)
このカデンツァあたりから辻井さんがゾーンに入ったのではないかと思うほどの聴衆の惹き込み方だった。
辻井さんらしさが戻ってきたようで嬉しかった。
来年3月に予定されている海外オケとの共演はどんな演奏になるのでしょうか?
来年に入ると多くのコンサート・リサイタルが予定されていて、どのチケットを買うか思案中
こういう色々悩む楽しみが戻ってきて嬉しい。