かつて、「シモザワファミリー」と称する、怪人軍団が存在した!
簡単に言えば、集まって飲んだりするだけの仲良し集団なのだが、それぞれ個性的というか奇人というかバカというか…とにかく、面白人間の巣窟であった!
今では、主要な構成員達は皆全国に散らばっていて、オレが高円寺で遊ぶ集団は「チーム・スランギー」へと変貌しているのだが、かつての「シモファミ」達も、高円寺に立ち寄る際には必ずオレの店に顔を出してくれる。
さて!本日のご来場は「低頭の怪人」「握力王」など、さまざまな異名を持つツワモノ、元ちゃんだ!
……って、こないだハルクの引退セレモニーで会ったばかりじゃん!!
まぁいいか。
元ちゃんが現れた時、たまたまテリー&スラングのドッグハウス・ベーシスト、ロッキンエイトも顔を見せていた!
むむむ、コレはチャンス!
実はエイトは腕相撲にかけてはかなりの自信を持つ男。
対する元ちゃんも、アームレスリングを始めとする握力を使った競技に異常なほどの執着を持っていて、日頃から鍛えに鍛えている!
どうしてもこの二人の対決が見たくて、だいぶ前に焼肉タンタンで機会を作ってみたのだが、諸々の事情によりその時は実現に至らなかった。
そして、ついに顔を合わせてしまった両雄!
コレは手合わせをするように仕向けなければ、オレの梶原イズムがすたるってもんだ!
エイトはよほどの自信があるのか、ヤル気マンマンだ!
一方の元ちゃんも「ワ…ワ…ワタシ、ちょっと筋肉痛なんですがぁ…」などとは言ってるものの、拒否する様子はない!
「ヨシ!ファイトだ!」店のカウンターごしに二人を迎え合わせ、腕を組ませるオレ!
あぁ、ついに!握力王vs大巨人、平成に蘇りしサンダvsガイラの対決が始まろうとしている!
「レディー……ゴーッ!」
オレの掛け声で、一気に腕に力を込める「低頭の怪人」と「世界八番目の不思議」!!
メキメキ!オレの手作りのカウンターからはヒビ割れる音が!
さらに力を込める両者!
結果は……!?
低頭の怪人に軍配が上がった!
「もう片方の手でもやりましょうよ!」引きさがらないエイト!
よし、もう一丁!
しかし、こちらも握力王の勝ちに…。
生涯において、九州時代に一度敗戦して以来、腕相撲で負けた事がないエイトは意気消沈…と思いきや「あんな握り方を指定されたら力なんか入らないッスよ。あのクソドモリ野郎、今度やる時は絶対負けないッスよ」と、元ちゃんがちょっと外に出ていった間にブツブツ。ステキです!
それからエイトは「宅急便が届くんで」と、あいかわらずの通販大好きっぷりをアピールして退出。
いやいや、いい勝負を見せてもらいましたぜ!
その後、元ちゃんと談笑している中で「う、腕相撲はぁ、せ、専門的に言うと、身体を固める作業というのが勝敗に影響しましてぇ、あ、あ、あ、あのエイトさんはぁ、ワタシが電車に乗るたびに吊り革にぶら下がりながら年月をかけて体得した固め方がぁ、自然にほぼできていたのでぇ、本格的にアーム用の練習を取り入れたらものすごく強くなるはずですよぉ。えぇえぇえぇ、ほほっ、間違いない次第ですぅ」と語っていたことを付け加えて、この項を終わりにしよう。
簡単に言えば、集まって飲んだりするだけの仲良し集団なのだが、それぞれ個性的というか奇人というかバカというか…とにかく、面白人間の巣窟であった!
今では、主要な構成員達は皆全国に散らばっていて、オレが高円寺で遊ぶ集団は「チーム・スランギー」へと変貌しているのだが、かつての「シモファミ」達も、高円寺に立ち寄る際には必ずオレの店に顔を出してくれる。
さて!本日のご来場は「低頭の怪人」「握力王」など、さまざまな異名を持つツワモノ、元ちゃんだ!
……って、こないだハルクの引退セレモニーで会ったばかりじゃん!!
まぁいいか。
元ちゃんが現れた時、たまたまテリー&スラングのドッグハウス・ベーシスト、ロッキンエイトも顔を見せていた!
むむむ、コレはチャンス!
実はエイトは腕相撲にかけてはかなりの自信を持つ男。
対する元ちゃんも、アームレスリングを始めとする握力を使った競技に異常なほどの執着を持っていて、日頃から鍛えに鍛えている!
どうしてもこの二人の対決が見たくて、だいぶ前に焼肉タンタンで機会を作ってみたのだが、諸々の事情によりその時は実現に至らなかった。
そして、ついに顔を合わせてしまった両雄!
コレは手合わせをするように仕向けなければ、オレの梶原イズムがすたるってもんだ!
エイトはよほどの自信があるのか、ヤル気マンマンだ!
一方の元ちゃんも「ワ…ワ…ワタシ、ちょっと筋肉痛なんですがぁ…」などとは言ってるものの、拒否する様子はない!
「ヨシ!ファイトだ!」店のカウンターごしに二人を迎え合わせ、腕を組ませるオレ!
あぁ、ついに!握力王vs大巨人、平成に蘇りしサンダvsガイラの対決が始まろうとしている!
「レディー……ゴーッ!」
オレの掛け声で、一気に腕に力を込める「低頭の怪人」と「世界八番目の不思議」!!
メキメキ!オレの手作りのカウンターからはヒビ割れる音が!
さらに力を込める両者!
結果は……!?
低頭の怪人に軍配が上がった!
「もう片方の手でもやりましょうよ!」引きさがらないエイト!
よし、もう一丁!
しかし、こちらも握力王の勝ちに…。
生涯において、九州時代に一度敗戦して以来、腕相撲で負けた事がないエイトは意気消沈…と思いきや「あんな握り方を指定されたら力なんか入らないッスよ。あのクソドモリ野郎、今度やる時は絶対負けないッスよ」と、元ちゃんがちょっと外に出ていった間にブツブツ。ステキです!
それからエイトは「宅急便が届くんで」と、あいかわらずの通販大好きっぷりをアピールして退出。
いやいや、いい勝負を見せてもらいましたぜ!
その後、元ちゃんと談笑している中で「う、腕相撲はぁ、せ、専門的に言うと、身体を固める作業というのが勝敗に影響しましてぇ、あ、あ、あ、あのエイトさんはぁ、ワタシが電車に乗るたびに吊り革にぶら下がりながら年月をかけて体得した固め方がぁ、自然にほぼできていたのでぇ、本格的にアーム用の練習を取り入れたらものすごく強くなるはずですよぉ。えぇえぇえぇ、ほほっ、間違いない次第ですぅ」と語っていたことを付け加えて、この項を終わりにしよう。