SHOTGUN TERRY OFFICIAL BLOG 『ガイコツマイクのバカ大将』

テリー&スラング、テリー&ベアーズのシンガー、ショットガン・テリー(テリー下沢)の珍記録がココにある!

デモテープ製作!

2010-09-10 | Terry&SLANG
あれ?今のご時世でもデモテープっていうのかな?
まぁとにかく、ただいま、スワロー・スリー・ジョーとのセッションから産まれた新曲のデモテープを作っている真っ最中!

ドラムの打ち込みは苦手…というか、技術的にムリで(どうしても機械的になってしまい、人間が叩いてるっぽいフィルが作れない!)、さてどうしようと考えてる時に、古くからの友人「ショットガン・ヘルキャット」なるマスクマンが「オレが昔、ほんの数ヶ月だけど、遊びで組んだロカビリーバンドでドラムを叩いた事があるのを忘れたかい?テリスラ旗揚げの時には、そのバンドのウッドベースだったロッキン・アラーキーを紹介したじゃないか。タイコが必要なら手伝うぜ」と、かけつけてくれて、普通のリハスタの天井マイクでドラムを収録。
まったく練習をしていなかった上に、スタジオの天井マイクではクオリティも何もあったもんじゃないが、ハチャメチャながらなんとかドラムは録れた。
さぁて…次は…と考えていたら、ピンポ~ンと自宅のインターフォンが鳴った。
ドアを開けると!!
オォォッ!!数年前の、高円寺下沢ファミリー大忘年会で会った以来の、これまた古くからの友人、「性獣ショットガン・ライガー」なる覆面ベーシストが、フルコスチュームで立っているじゃないか!
「ブログを読んだよ。デジタルMTRを押入れから出してきたんだって?オレを忘れてもらっちゃ困るぜ。テリスラのファーストアルバムだって、アラーキーの影武者で『今夜プロムで』のベースを弾いたじゃないか。何かやらせろよ!」と、いつもの元気たっぷりの口調で語りかけてきた。
そうだったなぁ。ファーストのレコーディングで、『今夜プロムで』がさっぱり掴めないと泣きの入ったアラーキーにかわって、初めて弾くウッドベースで、いきなりレコーディングしてくれたんだっけ…。
ヨシ、これはやってもらうしかない!
性獣ライガーを招き入れての宅録。
たった2分の曲。5分、練習して、一度目はミスったものの、テイク2で終了!
ありがとう!性獣ライガー!マスクがカビくさくて、お互いに鼻水が大変だったな!

ギターは我が相方、クラっちょの登場を待つとして、オレにできる事は歌!
たった2分の曲のためにスタジオに入るのがもったいなく(ビンボーなワタクシです)、クソ暑い中、雨戸をしめきり、思いっきり歌う!

………なんとか録れたぜ…。
雨戸を開けたら、ご近所さんと目が合う。
すごい苦笑いをしてた……。シャウトしてんの、聞こえてたな……。

とにかく終了!
で、仕事後の深夜、まずはスワロー・スリー・ジョーに渡さないとと思い、ミックスに…。
しかし!!あらためて聞くと歌がヒドイんだよ!
いや、今回はとりあえずのデモテープだから、スタジオの天井マイクで録ったドラムテイクでOKしてるぐらいラフなものなんだけど、それにしても歌がひどい。
息がバフバフと吹いちゃってるし(ポップガードもない上に、ガイコツマイクの中の息よけ?ストッキングみたいな布はボロボロになっている)、しっかりと、思いっきり歌ったつもりでいたのに、やはり自宅だからか心の底の遠慮が見受けられるというか…。
まぁしょうがない!
とりあえず、今までは音源のなかった曲だから、スリー・ジョーも構成を確認するのはスタジオ練習を録音したヤツを聞くしかなかったけど、そういう意味ではこんなのでも役立つだろうと仮のミックス。
MDに落とし、翌日の「テリーの部屋」で無事にスリー・ジョーに渡した。

えらく長くなったが、これが昨日までの流れである。
やっぱり、歌はスタジオでしっかりと録り直そう!(ご近所さんに笑われたオレのシャウトの意味って一体…)
スタジオでポップガードを借りて、いざ収録!
仕事との兼ね合いで、取れた時間は1時間!
急いでセッティングし、ちょいと練習し、本番へ!
うん、なかなかいい!
新曲と言っても、ここのところのスタジオ練習で毎回、何度も歌ってきてたから、歌は自分のモノにできてるぞ。
テイク3で自分にOKを出し、コーラスのパートも残り時間がなかったため無理やり1テイクで済ませ、録音終了!!
はぁ~~~、あわただしかった…。

で、楽しいデモテープ製作の事はとりあえず忘れて、狂ったように仕事を済ませた深夜、あらためてMTRを聞いてみる。
う~~~~~~ん、惜しい!一箇所だけ、歌の気になるところがある…。
けど、そこ以外はイキオイも気合もあって、いい感じなんだよなぁ。
テリスラのアルバム、とくにセカンドは、気になるところを何回もブツ切りにして直していった結果、どうもイキオイがなくなったというか、流れがないような歌になった曲があったから…これはこれで、ヘンに手をかけない方がいいかな。
エルヴィスの頃は全部一発録りだったワケだし、ちょっと気になるところなんていくらだってあっただろう。オレも、とりあえずは「ヨシ」としておこう!

さぁ~~て、あとはクラっちょの登板である!
どんなギターで料理してくれるかな?楽しみだぜ。