「男には、つまらないとわかっていても見に行かなくてはならない映画がある」
コレは、ウチの相方が、大好きなキャプテンハーロックのセリフをモジって、小栗旬版ハーロックを見に行った際に言った名セリフだが…
結果的に、今日行ってきた「テラスハウス・クロージングドア」も、そんな映画だったかな(笑)
二年間、ハマりにハマったからねぇ。オレとしては行かなきゃならなかったよなぁ。
やっぱり、あのスタイルはテレビじゃないとダメだと痛感。
プロレスもそうだけど、時間の共有が思い入れを呼ぶんだよ~。
劇場版のメンバーですって、いきなり現われた人達が何をやっても乗り切れないよなぁ。
ネタバレになっちゃうけどさぁ、洋さんをアングルに絡ませるなら、もっと深く絡ませた方がよかったよ。
劇場内が一番一体化したのが、洋さんがギターを持ち出した場面で、イントロだけで皆、笑いが込み上げ、歌って爆笑!
終始存在感を発揮できなかったバスケットボーイよりも、洋さんを出戻らせる展開の方が盛り上がったはずだよ。
全体的にも、駆け足だから一つ一つのエピソードが薄く、テラハの面白さの一つでもあるスタジオメンバーのトークもかなり少ない…。
何より、てっちゃんの最後が負けブックってのはないよなぁ~。
これじゃ、二年以上かけて、何も成長しなかった物語じゃないかよ~。
やっぱりプロレスってのは、入場シーン、序盤の攻防、大技の応酬からフィニッシュと、じっくり魅せないとダメなんだと改めて痛感したね。
毎週楽しみに見てた湘南のお洒落スポットも、二時間も続けて波状攻撃で見せれられるとゲップが出るほどお腹いっぱい。
アレも、週一回の間隔で、うらやましいようなお洒落なところを見るってのが良かったんだろうな。
オレのそんな思いが通じたのか?
最後の最後、てっちゃん・ダイキ・洋さんの仲良しトリオが野毛あたりの大衆酒場で焼き鳥やおでんをつまむ場面が入り、「あぁ、きっと監督も、絵に描いたようなキレイな店を撮るのがもうイヤになったのか?」なんて深読みしたり(笑)
でもまぁとにかく!大好きなテラスハウスもこれにて終幕!
数々の名キャラ、名場面で、甘く切ない青春を思い出させてくれてありがとうだな(笑)。
余談ですが、劇場内は9割がバレンタインデートのカップル、残り1割が女性客。
おっさん一人…ってゆ~か、男の一人客は見事にオレだけでした。
ちゃんちゃん!!