ブルース…

一か月ちょっと前に、昏睡状態になった愛犬ブルース。
老衰だからね。もうこのまま見守るしかないと、別れを覚悟したけれど、そこから奇跡の持ち直し…ってゆーか、もう普通に歩くことはできなかったけど、意識はしっかり戻り、水飲みたいとかご飯食べたいとかオシッコしたいとかの意志表示はちゃんとできる日々が続いて……いたんだけど、昨夜、夜中から遠吠えのように鳴いたり、悪魔が乗り移ったような奇妙な声を上げるようになったって連絡を受けて、今朝、オレも向こうの家に様子を見に行き、会社に遅刻の許可を取り、病院に行ってきた。

もう、体温も下がっていて、血液の循環も悪く、手足の先まで血がスムーズに流れないらしく、肉球はすごく冷たい。
痛いか寒いかで、鳴いているそうだ。
年を越すのは無理かもしれません、寿命をまっとうしました、このまま、自然のままいきましょう、ある時、ふと見たら息を引き取っている、そういう逝き方になると思います、この子も、楽しい思い出をいっぱい持ってるから、大丈夫……と先生に言ってもらって、もう今年はね、別れの時はそう遠くないと覚悟をしていたものの、涙が浮かんできちゃったよ。

今は別々に暮らしてるからさびしいけど、残りの時間、なるべく顔を見に行こう。

写真は、最後の遠出。九月にお台場の海に行った時。
ヨロヨロとした足取りだったけど、まだ歩けてた。他の犬を見たら、少し元気になって近づいていったりしてたなぁ。一緒に行けてよかった。