花山歩  ~はなさんぽ~

花に逢いに山をぶら~り

女人大峰 花の稲村ケ岳

2015年05月27日 | 大峰

山歩の日 2015年(平成27年)5月26日 火曜日 晴 単独

山歩のコース 母公堂→法力峠→山上辻→稲村ケ岳→大日山→山上辻→レンゲ辻→川瀬谷林道終点→母公堂

 稲村ケ岳は永い間、山上ケ岳と同様女人禁制の山であったが、戦後解禁され女人大峰と呼ばれている。稲村ケ岳の山頂は二峰に分かれていて、本峰は大日山で、頂上に大日如来の小さな祠が祭られている。花の100名山でもある。

早朝、母公堂の駐車場を出発する。

登山口です。杉が植林された道を登っていきます。

洞川からの登山道が右から合流します。

「クマ出没注意」の看板。あまり逢いたくないので、クマ鈴を鳴らしながら歩きます。

山上辻まで緩やかに高度を上げます。

沢の横断箇所には木道が架かり安心して行けます。

法力峠です。観音峰への道を右に分けます。休憩に良い所ですが通過します。

綺麗に植林された林間の中の登山道を行きます。

新緑が朝日に輝いています。

岩場が現れるようになるが、鎖が設置され、厳重に足を運びます。

山上辻手前で木道の崩落箇所があるが、トラロープがかかっている為、問題なく通過できます。

山上辻に到着しました。小休止です。小屋とトイレが有りますが両方とも閉まっていました。

笹とブナの原生林の中、登山道は続きます。山上辻を過ぎるとシャクナゲの花がチラホラ。

キレットです。登山道沿いにコイワカガミ、コミヤマカタバミの花が咲いています。

キレットを通過すると、稲村ケ岳の足元は、階段、鎖場も有る登りが続きます。

頂上です。展望台が有り360度の展望が広がります。

展望を楽しみキレットまで戻り、大日山の頂上を目指します。

頂上へは鎖、梯子、階段を使い攀じ登ります。危険な個所も有るので慎重に足を運びます。

 大日山の狭い頂上には大日如来の小さな祠があり、山旅の無事を祈ります。

キレットに戻り、山上辻で小休止後、レンゲ辻に向かいます。山上辻では以前オオヤマレンゲの群落があったが、いつのまにな見られなくなり、今では小屋の近くで数株が保護されています。花は1ケ月ほど早いので咲いていません。

レンゲ辻への道中、見晴の良い場所で昼食、コーヒーを楽しみ、穏やかに登り下りを繰り返す登山道を行きます。道が険しくなって岩場が多くなり、トラロープ、鎖で難場をしのげば、やがて女人結界門が立つレンゲ辻は近い。レンゲ辻です。女人結界門を潜って山上ケ岳へ登山道は続きますが、今回は左、大峰大橋方面に下ります。

ここまでの穏やかな道は、激下りの登山道に変わります。

涸れ沢を幾度か渡り左岸の道を行く様になると、林道終点に飛び出します。ここからは早朝にデポしておいた自転車で母公堂の駐車場まで林道を駈け下ります。

母公堂にはわずか10分ほどで到着。堂守の方にコーヒーとカステラをいだだき、少しお話しをして帰路についた。

今回、初めて自転車を使い時間短縮が出来たので、周回コースを考える時の選択幅が増えた。

山で逢えた花たち

ルイヨウショウマ

コミヤマカタバミ

シャクナゲ

コイワカガミ

オオミネコザクラ

ナガバノスミレサイシン

マムシグサ

コガネネコノメソウ

ワチガイソウ

フウロケマン

ヤマハタザオ

タニギキョウ

ウワバミソウ

エンレイソウ

ツクバネソウ


五番関から大峰奥駈道を山上が岳、阿古滝分岐へ(過去山歩)

2015年03月28日 | 大峰

 ブログを始めたのをきっかけに過去の山歩きを記憶と記録をたよりに振り返っています。

〇山歩の日  2014年(平成26年)8月26日  曇り時々雨  単独

〇山歩のコース  五番関トンネル南口→五番関→鍋かつぎ行者→洞辻茶屋→大峰山寺→投地蔵→阿古滝分岐→大峰山寺→山上が岳頂上→日本岩→洞辻茶屋→鍋かつぎ行者→五番関→五番関トンネル南口

天候が悪かったが大峰行きを決行した。大峰大橋からではなく五番関トンネル南口である。

このコースは大峰奥駈道に取り付く時間が短く奥駈道歩きが長く楽しめる。

今回は大峰山寺よりさらに先の阿古滝分岐を往復した。

 

五番関トンネル南口の登山口です。ここから五番関まで石が転がる歩きにくい道を直登します。

 五番関です。ここで吉野からの奥駈道に合流で、女人結界門が有り女性はこの先進めません。

V字型に切れ込んだ、雨が降れば水が流れるような道が続きます。

鍋かつぎ行者の祠です。

雰囲気の良い明るいブナ林の尾根道を行きます。

蛇腹と呼ばれている洞辻茶屋までの唯一の鎖場です。濡れているので厳重に上ります。

洞辻茶屋です。大峰大橋からの登山道が右下から合流します。山上参りのメインルートです。

だらすけ茶屋を抜けたところに有る分岐です。左は油こぼし等の行場への道、右は一般の登山道です雨が降っていたので右の道を行きます。

道は再び合流します。役行者像の奥に石の柵に囲まれたお亀石が見えます。

大峰山寺本堂です。いつもなら山上が岳頂上、日本岩を回って帰るのだか今回は奥駈道をさらに先へと歩きます。

ミヤコザサを敷き詰めた雨に煙る尾根道を行きます。

阿古滝分岐です。阿古滝道を下れば阿古滝を見て柏木に出ます。露岩とブナ林の中、道はさらに大普賢岳へと続きます。今回はここまでで戻ります。

帰りは大峰山寺前から山上が岳頂上、日本岩を回り来た道を下ります。

山で逢った花たち

名前わかりません

シシウド(猪独活)

カワチブシ(河内附子)

ゲンノショウコ(現の証拠)

ミゾソバ(溝蕎麦)

オタカラコウ

ママコナ

 


オオヤマレンゲ逢いに弥山・八経ヶ岳へ(過去山歩)

2015年03月11日 | 大峰

〇山歩の日  2014年(平成26年)7月21日  晴れ  単独

〇山歩のコース  行者還トンネル東口(5時40分)→論所の尾出合→一ノタワ→行者還トンネル西口分岐→弁天の森→理源大師像→聖宝の宿跡→弥山小屋前→弥山山頂→オオヤマレンゲ自生地→狼平→高崎横手出合→日裏山→弥山辻オオヤマレンゲ自生地→八経ヶ岳山頂→オオヤマレンゲ自生地→弥山小屋前→理源大師像→弁天の森→行者還トンネル西口分岐→一ノタワ→論所の尾出合→行者還トンネル東口

〇オオヤマレンゲに逢いに行ってきた。

平均的な開花時期はだいたい7月上旬と言われているが、まだまだ見応えがあった。

オオヤマレンゲ(大山蓮華)は幻の天女花とも呼ばれ、弥山と八経ヶ岳の鞍部標高1800m付近に、ニホニジカの食害対策の防護ネットに守らて咲いている。1928年に国の天然記念物、2004年に大峰奥駆道と共に世界遺産に登録された。地元天川村の村花でもある。

大峰奥駆道にバイケイソウ(梅草)が咲いていた。

弥山山頂に咲くミヤマカラマツ(深山唐松)

 弥山から狼平までの登山道に咲く花

ニガナ(苦菜)

 オトギリソウ(弟切草)

狼平付近のオオヤマレンゲ ここに2本が残っていて毎年花を咲かせてくれる。

弥山辻のオオヤマレンゲ 防護ネットに守られている

 弥山~八経ヶ岳鞍部のオオヤマレンゲ 防護ネットに守られているが、登山道が防護ネットの中を通っているので花を近くで見ることができる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


大峰奥駆道をクサタチバナの大群落へ(過去山歩)

2015年03月09日 | 大峰

ブログを始めたのをきっかけに過去の山歩きを記憶と記録をたよりに振り返っています。

〇山歩の日  2014年(平成26年)7月7日 雨 単独

〇山歩のコース  行者還トンネル東口駐車スペース(6時50分)→論所の尾出合→一ノタワ(奥駆道出合)→クサタチバナ群落地→行者還小屋(コーヒータイム)→一ノタワ→論所の尾出合→トンネル東口駐車スペース(昼食)(12時45分)

 

雨に煙る論所の尾

 

クサタチバナ(草橘)

サラサドウダン

シロヤシオは期待していなかったがまだ咲いている木が有った

 シロヤシオ(白八汐)

 

 

 

コバイケイソウの葉の上に小さなお客様

雨の奥駆道