花山歩  ~はなさんぽ~

花に逢いに山をぶら~り

大峰奥駈道 -金峯山寺から高城山ー

2017年05月09日 | 大峰

ニリンソウ



2017年4月24日 月曜日 晴

桜の季節も終わり葉桜になり

少しは静かになった吉野山を

高城山までブラブラ山歩



吉野山観光駐車場からスタート

駐車場はいまだ繁忙期モード

駐車料金1,000円+協力金500円也

普段は無料なんですけど



参道はホコテンでした。

車を気にせずに歩けます



八重桜は健在



下千本七曲りは葉桜の薄緑



参道を塞ぐように金峯山寺の総門が

黒門



土産物店が。

何故か陶器類が店先に。

信楽の狸も。



参道沿いにシャカの花



参道を緩やかに登って行くと

階段の上に鳥居

銅の鳥居(かねのとりい)



参道には和菓子屋さんが目立つ

世界遺産であり国宝の仁王門が

逆峯入りする信者を迎えるため北向きに立つ



蔵王堂もまた世界遺産であり国宝

特別開帳中の金剛蔵王大権現を参拝

建物の大きさに圧倒され

金剛蔵王権現の大きさ、迫力に圧倒



蔵王堂を出て南へ

「右大峰山上道」の石碑の立つ分岐を右に

左に行っても途中で合流する



此処から急坂に

頭上のピンクの八重桜は満開



           オドリコソウ



桜本坊の八重桜も見頃



中千本の桜も綺麗な葉桜



           ジロボウエンゴサク



キランソウ



道沿いに小さな群生がいくつも

ニリンソウ



急坂の九十九折れが続く上千本も葉桜

枝先に花の残る木も…

 



展望抜群の花矢倉から葉桜に浮かぶ蔵王堂



蔵王堂の向こうに金剛山、葛城山、二上山の山並みが…




花矢倉を後になおも南へ

吉野水分神社を通過



標識に従い大峰奥駈道を外れ高城山展望台方面へ



高城山の桜は満開

充分見ごたえが

青空をバックに映えます



蔵王堂でゆっくりとした時間を過ごしたので

今日は此処まで

参道の店を覗きながら駐車場に戻る

 


大峰展望の地 ー観音峰ー

2017年03月02日 | 大峰

観音峰展望台から稲村ケ岳と大日山。

 

 

平成29年(2017年)2月26日 快晴 

観音峰展望台は四方さえぎるものはなく、

眼前に稲村ケ岳・バリゴヤの頭・弥山・八経ヶ岳等、

大峰山脈の大展望が広がる。


9:24 登山口の駐車場を出発。

駐車場には雪が残っている。



山上川に架かる吊橋を渡る。

日差しが心地よく、山上川の水面がキラキラ輝いている。

アマゴの姿も見える。



御手洗渓谷遊歩道の分岐。

植林の登山道に僅かに残る雪がガチガチに凍っているが、

アイゼンを付けるまでもないので慎重に足をはこぶ。


 

 9:36 観音の水通過 。

水は豊富に出て夏で有れば・・・。



登山道は雪のない所も。




9:46  第一展望台分岐到着。

第一展望台へ寄り道。



展望台からは弥山、八経ヶ岳が。



登山道は雪のある所と無い所が交互に。



10:14 観音平到着。

綺麗な休憩所も、石のベンチも。



あまりにも日差しが心地よいく暑いぐらいで上着を一枚脱ぎ一息入れる。

10:27 出発。急登が始まる。



10:29 「お歌石」通過。



自然林の中、苔むした岩が転がる斜面を行く。

木々の芽吹きはまだ少し先か。



10:33 観音の岩屋分岐。

観音の窟屋は南北朝時代、後村上天皇や大塔護良親王が合戦に敗れた後、身を隠したと伝えられている所だ。



日当たりの良い斜面をトラバース気味に進む。

6月になるとヤマシャクヤクが見られる所だ。



ジグザグの登山道を登る。

あと少しで尾根に乗る。



尾根上も日差しが差し込み雪はほとんど消えている。



ススキの茂る尾根を行くと前方の空が開けてくる。



10:52 観音峰展望台に到着。



手元の高度計は1248m。



少し早いが昼食とコーヒータイムとする。

風も無く日差しも十分あるので、大峰の峰々を眺めながら、ゆる~い時を過ごす。

稲村ケ岳と大日山。



弥山・八経ヶ岳。



11:53 登山者も多くなって来たのでそろそろ下山にかかりましょうか。


12:40 往路を忠実にたどり、今日も無事に帰って来ました。

久しぶりの観音峰は雪の稲村ケ岳を見せてくれた。

次は花の咲く頃に再訪しよう。

 


天女花に逢いに大峰奥駈道を明星ケ岳 その2

2016年07月12日 | 大峰

2016年(平成28年)7月7日

大峰の森はコケが綺麗。

休憩後、聖宝八丁と呼ばれる九十九折れの新道を登る。

勾配の激しい旧道ほどではないが、弥山小屋までの登りは結構きつい。

こんな所を。(最初から足元の悪い急登)

こんな所も。

こんな所も。(結構な急登)

こんな所も。(階段もあり)

こんな所も。(とにかく急登)

東側が開け、心地よい風が吹き抜ける。

こんな所も。(今度は丸太階段)

こんな所も。(鉄の階段も)

弥山小屋が見えてきた。後一息。

弥山小屋到着。やれやれ。

トイレを済まして出発。

八経ヶ岳に向け降ります。

八経ヶ岳。左奥に奥駈の山並み。

こんな所を。(降ります)

こんな所も。(緑が綺麗)

最低鞍部から頂仙岳。

  オオヤマレンゲ保護地。扉を開けて入ります。

保護地内は緑が濃く色々な草花が繁る。

保護地を出ると。八経ヶ岳へは登りとなる。

山頂直下の岩場。

山頂は通過。

明星ケ岳に向かう。

こんな所を。(緩やかな降り)

奥駈道沿いに保護地が。

弥山辻は近い。

弥山辻。ここの保護地にもオオヤマレンゲが咲いている。

此処は左へ、明星ケ岳に向かう。

こんな所を。(緩やかに登る)

頂上へは奥駈道を外れわずかな時間。

南には、釈迦ケ岳を含む大峰奥駈道の通る山々。

北には、通過してきた八経ヶ岳。左肩奥に弥山小屋が。

八経ヶ岳に戻り、昼食&コーヒータイム。

コーヒーを楽しんだら、トンネル東口に向け、帰路に就く。

大峰奥駈道を外れ、激下りの尾根筋で、膝に違和感。

何時ものことで、のんびり降りて、無事駐車地に到着。

今日も無事に帰ってこられました。

オオヤマレンゲも堪能し、良い山旅になりました。

今日逢えた花達。

オオヤマレンゲ

ギンリョウソウ

アカショウマ

コナスビ

バイケイソウ

オトギリソウ

タニギキョウ

カラマツソウ

ナルコユリ

コケトウバナ

 


天女花に逢いに大峰奥駈道を明星ケ岳 その1

2016年07月11日 | 大峰

2016年(平成28年)7月7日

オオヤマレンゲ。大峰の天女花が咲く季節に、行者還トンネル東口から、大峰奥駈道を八経ケ岳、明星ケ岳へ。

トンネル東口の空スペースに車を止め歩き出す。

まず目指すは、大峰奥駈道の一ノ峠。

崩壊の進む林道を緩やかに降る。

登山口

東斜面のトラバース道を緩やかに登る。

木々の間から除く空は晴天を予感させる。

斜面にはトチの大木が。

論所ノ尾の尾根筋に乗った。

尾根筋は急登が続く。

こんな所も。(急登です)

こんな所も。(まだまだ急登が)

笹が現れたら、少し緩やかに。

大峰奥駈道に合流です。やれやれ。

弥山に向かって、大峰奥駈道を行く。

吉野から南に向かっていた大峰奥駈道は、此処から西に向きを変えます。

奥駈道で一番好きな場所。

吹く風が心地よく、汗が引いていきます。

バイケイソウが咲いています。

こんな所も

こんな所も。(涼しいです)

雲一つない青空が広がります。

自然が作り出すオブジェ。

トンネル西口からの出合。

登山者の大多数は、此処に登ってこられます。

こんな所も。(歩きやすい))

こんな所も。(緩やかな登り)

こんな所も。(大きな石がゴロゴロ)

弁天の森通過。

こんな所も。

弥山小屋が見えます。

こんな所も。(幅広い快適な稜線歩き)

南に大峰奥駈道のスカイライン。

こんな所も。(歩きやすい)

聖宝理源大師像。

大峰75靡き、第55行所講婆世宿跡。

此処から急峻な坂道となるので、今日初めての休憩をとる。

と・・・・・・言うことで

続きは、その2で。


紅葉の大峰奥駈道を大普賢岳から阿弥陀が森へ

2015年10月15日 | 大峰

平成27年(2015)10月14日

急に大峰奥駈道を歩いて見たくなった。この時期、紅葉が始まっているであろう大峰を和佐又から登り、大普賢岳から女人結界門のある阿弥陀が森の間の奥駈道を歩いた。

早朝の和佐又ヒュッテに車を置き歩き出す。

駐車場から見る和佐又山が朝日に輝く。今日も快晴の予感。

登山口の標識のあるススキが揺れる小道を登る。しばらく行くと、コンクリートの道と合流し、歌碑の有る広場まで続く。

この先、登山道に変わり、和佐又のコルに向け緩やかに登るって行く。

和佐又のコル。左は和佐又山頂上へ。大普賢岳は右へブナやヒメシャラの自然林の中を登る。


無双洞への道を左に見送りなおも登ると、大絶壁の下、窟群が現れる。

笙の窟。ここは大峰七十五靡の第六十二番で窟内には不動明王像の石仏が祀られている。

窟の前を先に進み、岩本新道を左に見送り、日本岳のコルに向かう。

日本岳のコルへは鎖の架かる岩場を、足元に注意しながら両手両足を使ってよじ登る。

日本岳のコルはミヤコザサの繁る稜線上で心地よい風が吹き抜ける。左へ稜線上を行き、ハシゴを数回登れば石ノ鼻と呼ばれる岩の上に出る。

石ノ鼻の上は絶景。南から北東が開け釈迦が岳から弥山、東には大台ケ原。

石ノ鼻の上は狭い。後から来る登山者に場所を譲り先を急ぐ。

この先、階段が架かり、急坂、桟道が続く登山道を登り詰めると小普賢岳の肩。

頂上は踏まずに大普賢岳の鞍部まで降りる。

鞍部からは、大普賢岳の山葵谷側を、階段、鎖場をこなし高度を上げて行く。

ここはきついが、木々が様々な色に染まって疲れを忘れさせてくれる。

傾斜が緩やかになった頃、大峰主稜の奥駈道に合流する。

大普賢岳の山頂へは左へ約5分。山頂では数名の登山者が休んでいる。

山頂で一休み。展望を楽しんだら奥駈道を北に向かう。

シャクナゲが繁る尾根を緩やかに登ると小普賢岳(明王ケ岳)。

ここは大峰七十五靡の第六十三番の「普賢岳」。今は碑も金剛童子もなく、碑伝が置かれているだけだ。

この付近、シャクナゲの花の咲くころ再訪したい所だ。

ここからは、尾根の西側を下って行く。この辺りもシャクナゲが多い。

途中、経箱石の分岐を右に見送りなおも緩やかに下って行く。

木々が色ずき、ミヤコザサの繁る小道は雰囲気が良く、歩いていて楽しい。

青い空と木々の色ずきがすごく綺麗だ。

脇の宿跡到着。大峰七十五靡第六十四番。南の樹木に覆われた巨岩塊が金剛童子が座す霊石と言われている。

自然林に囲まれた平坦地で気持ちの良い所だ。テント泊にも良さそう。

ここからわずかな登りをこなせば、女人結界門が立つ阿弥陀が森の分岐に着く。

ここは大峰七十五靡第六十五番。以前小篠の宿跡にあった女人結界が、ここに移され結界門が建てられた。

以前の靡は阿弥陀が森の頂上にあったようだ。

ここで奥駈道は女人結界門を潜り山上が岳へ続く。右に行けば柏木だ。

柏木道は山上蔵王堂の参詣者が利用した道で、丁石が門の脇に立っている。

奥駈道歩きはいつも心地よさを提供してくれる。天気も良く満足の行く山歩きであった。

今日はここまでとし、昼食、コーヒーを楽しんだら、往路を忠実にたどり引き返す事とする。

今日のコース 和佐又ヒュッテ駐車場→笙ノ窟→日本岳のコル→石ノ鼻→小普賢岳の肩→大普賢岳→小普賢岳(明王ケ岳)→脇宿跡→阿弥陀が森分岐(往復)

本日逢えた花たち

アキノキリンソウ

ベニバナゲンノショウコウ

シロバナゲンノショウコウ

シロヨメナ

オヤマリンドウ

トリカブト

トリカブトの花後

ナキナタコウジュ

ヒヨドリバナ

ヨシノアザミ