私が住む県には、「奈良まほろばサイク∞リング」通称「ならクル」として、県内全域に約600kmのサイクリングルートを設定している。
今までに、自転車専用道を北へ南へと走ったが、新たに全ルート走破を目標に、走ることにした。
第一回目はC10太子道ルート。
C10太子道ルートは、柳本を起点に終点を川西とし、延長約10km、標高差33mを行く。
自宅からしばらく行くと太子道ルートの途中に出ます。
この先の道路が太子道ルート。左が終点川西、右が今回向かう起点の柳本。
右折したルート上。ひたすら東へ向かいます。
C5南下ツ道ルートが右に分岐する。ここ田原本を起点に約11kmで終点橿原神宮へ。
下ツ道は古代の官道で、藤原京と平城京を真っ直ぐに結んでいた。C5南下ツ道ルートは、古代の官道を一部通行する。
少し先で国道24号線を横断する。
国道を横断すると左手に弥生の大集落、唐古・鍵遺跡の復元された楼閣が見える。少し寄り道。
現在は史跡公園とするための工事中で、立ち入り禁止。
柳本まで4kmの標識。奥の森が池坐神社。
立派な鳥居が立っている。正式な名前は「池坐朝霧黄幡比賣神社」「いけにますあさぎりきはたひめじんじゃ」と読みます。
すぐ先で大和川の堤防道路に出ます。ここは右折して堤防道路を南進する。
道路に標識板が埋められている。
「大和・山ノ辺探訪物語 水の辺」とある。
調べてみると、「歩いて楽しい道づくり」ルートの一つで、「水の辺」とあるのは、大和平野の舟運を支えてきた大和川を中心とするゾーンのことで、堤防道路を南北に続いているようだ。
ここで柳本方面は左折するが、直進は補助幹線ルートC23が桜井のC1上ツ道ルートまで約6Km、大和川堤防上を続く。
柳本まであと3kmまで来ました。
ここは広い道沿いに右にカーブします。
スマホにルートを呼び出すと、現在地が緑色の自転車マークで表示します。
追尾するので道迷いの心配は有りません。
C10太子道ルートと古代の官道上ツ道との交差点角に立つ長岳寺五智堂。
中央の太い心柱で支える珍しい構造で、重要文化財指定。
起点に到着。前方信号のある道が国道169号線で、奈良公園を起点に、終点橿原神宮まで約33kmのC1上ツ道ルートでもある。
帰りは近くに有る黒塚古墳に寄ることにする。約500m先のようだ。
黒塚古墳だ。右の白い建物は黒塚古墳展示館。石室の内部が復元されている。
発掘調査時に32面もの三角縁神獣鏡が見つかり、1998年1月の現地説明会は長蛇の列ができていた。
私もその中の1人でしたが・・・。寒かったです。
黒塚古墳付近の雰囲気のある柳本の街並み。
この後、C10太子道ルートを外れ、クロスバイクの点検に販売店に寄り、家路に着きました。
平成27年11月20日
本日の総走行距離 17.9km C10太子道ルート走行距離7.8km