平成28年(2016年)9月21日(水)
9月14日の釣行を今シーズン最後ににするつもりだった。
9月20日に台風が通過。
雨の状況から渓の様子が気になった。
渓魚のストレス解消となったか。
早朝より車を走らせる。
空は台風一過とはならず曇り空。
時々小雨が降る。
渓は増水し、濁りも入っている。
川通しは困難だが状況はベスト。
期待出来そうだ。
支流が合流する所に入渓。
支流を探ると1投目からチビアマゴが針に乗る。
良型も混じり渓魚はご機嫌の様だ。
本流は水量も多く、ポイントが限られ釣りずらい。
流心は流れが速く白泡が立つ。
対岸の巻き返しの深場に仕掛けを投入。
キジが水面下に沈むやいなや目印が走る。
手首を返すとゴソっと言う感じのチビアマゴの当たりとは明らかに違う当たり。
大物の予感。
当たった場所が対岸の為、思うように竿が立たない。
取り込む為には早い流れの流心を横切らせねばならない。
目印が下流に向かって走り出す。
足元が悪く付いていけない。
03のハリスが心配だが、竿が完全に寝る前に流心を横切らせる。
仕掛けが流心にに入った瞬間、渓魚が白泡の上に浮き上がり竿への抵抗が無くなった。
03のハリスが切れた。
支流を釣り上がる。
瀬脇を流すとここでも盛んにチビアマゴが上がる。
堰堤下の落ち込みでは、チビアマゴに混じり18~20cmが竿を曲げる。
雨が少し強くなり、お腹もすいてきたので林道に上がり車に戻る。
車で昼食、コーヒーを楽しむ。
帰るつもりが、午前中に大物にハリスを切られたポイントへ対岸から向かう。
上流からのアプローチになるが濁りが入っているのでそれ程気にしなくても良いだろう。
巻き返しの手前から探ると早速チビアマゴが上がる。
四投目を深場へ投入、モソモソっとした当たりに手首を返すと目印が流心に向かい走る。
竿を十分に立て走る渓魚を止めると意外にあっさり寄ってきた。
岩の上に引きずり上げると思ったより大きい25cm。
ラインに叩かれた背の傷が痛々しい。
百戦錬磨の猛者か。
この子はリリース。
ゆっくりと深場に消えて行った。
雨が強くなって来たのでここで納竿。
やはり渓が増水すると渓魚は活発に餌を追う。
今日は十分楽しませてもらえた。