カメラを片手に

月ヶ瀬橋の変遷と月ヶ瀬梅林は

今朝も-0.1℃とやや冷えこんだ奈良、東を見れば春霞に覆われた春日奥山が
姿を現した。
      10時半、9.8℃、40%

春の陽差しは10時過ぎに二桁台と気温は上昇中、寒かった如月、
晦日の最高気温は2時過ぎに14.5℃迄上がり、桜が咲く3月下旬並みらしい。

昨日は蕾が少し開いただけだった小庭の「枝垂れ白梅」も開き蕊を出す。
      

この暖かさは一週間は続き、この25日はまだチラホラだった『月ヶ瀬梅林
一万本以上のウメの蕾も一気に開き、今週から見頃になることでしょう。
      


25日10時半頃の月ヶ瀬橋の「宮之芝梅林」ダム湖畔の梅は蕾?
       

探せば、白梅がチラホラと
      

1968年竣工の赤い「月ヶ瀬橋」は第四代になる。
      

この川は名張川(五月川)で下流では木津川、そして淀川に
橋ができる以前は、この橋の上流に渡しがあったらしい。
1887年に出版された『月瀬勝景真図』、奈良市 月ヶ瀬梅の資料館・二階
躑躅(さつき)川の中に小舟が描かれている。
      月瀬勝景真図

奈良市 月ヶ瀬梅の資料館一階の踊り場の説明版「月瀬楳渓躑躅川真景」


念願の月ヶ瀬橋、第一代は1893年架橋された木橋で開通時の写真です。
      

1893年の彩色木版画「月瀬楳渓躑躅川真景」岡本重五郎:出版人


その第一代月ヶ瀬橋を尾山天神森からの月ヶ瀬梅渓を眺めれば・・・
      1907年の写真を           現在2022.2.25
 

第二代は1919年の架橋されている。
      第二代月ヶ瀬橋

第三代月ヶ瀬橋は 
      第三代月ヶ瀬橋   

1969年に名張川下流に高山ダムが完成し、水位上昇に伴いダム湖に水没する
3800本、できるだけこの梅木を尾山天神の森などに移植し、さらにダム湖畔
の道路際にも幼木が植えられた。
そして月ヶ瀬橋も新たに四代目に建て替えられている。
      

次回、月ヶ瀬・尾山、メインルートからの梅林と名張川を紹介します。

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