カメラを片手に

龍王山からの大和盆地の眺望を

今朝の奈良の最低気温は21.5℃、梅雨の中休みで薄い雲が掛り霞むも晴れ日、
最高気温は30度を越え、午後3時前に真夏日となる30.5℃を記録した。
      17時、28.3℃、57%

こんな蒸し暑い中、今朝9時過ぎに登り始めたのは奈良盆地の東にそびえる
龍王山』標高586m、柳本町や田・藤井町の龍王社がまつられこの名に。
盆地東麓の春日断層崖沿いにそびえる山の中では最も高い山で、盆地全体
を眼下に眺められ、大和三山・生駒山・金剛山・葛城山・二上山・吉野山が
望め、天気が良ければ二上山の奧に大阪平野や大阪湾が見え明石海峡大橋も。
期待して上り始めたが・・・

往路:天理市トレイルセンター(長岳寺ルート)~南城跡・山頂  4km 1時間35分
復路:南城跡・山頂~(崇神陵ルート)~トレイルセンター 5.5km 1時間30分 


古墳時代には麓に古墳群が造られ、中世には山頂に「龍王山城」が築かれた。
龍王山城を築いたのは現橿原の十市(といち)氏で室町・戦国時代の大和の豪族。
天文年間(1532~1555)、遠忠(とおただ)の時代に龍王山城は完成をみたと。
次の遠勝(とおかつ)の代に大和に進出した松永弾正久秀に攻められ、龍王山城
は永禄11年(1568)に松永方の手に落ち、その後信長により廃城になった。
その落城にまつわる悲話がいくつか伝えられ「ジャンジャン火伝説」もある。
 "今にも雨が降りそうな夏の夜、龍王山にむかって「ホイホイ」と叫ぶと、
 城跡の方から火の玉がジャンジャンとうなりをたてて降りてきて、その人を
 焼き殺しでしまい、戦に敗れた十市氏の恨みが今も残っているのかも”と。

山頂の展望を示しますが、遠くは霞んでいる。


大和三山の向こうに、金剛葛城の山並みが・・・


卑弥呼の墓かもと言われる『箸墓古墳』、3世紀半ばの築造・・・


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