今朝も良いお天気で、4.5℃と平年並みに冷えこんだ奈良、連れ合いは早々に
お出かけ、風も弱く、陽に誘われてのお散歩に。
11時半
谷筋の道路横の公園の「メタセコイア』、すっかり赤茶色に紅葉している?
『枯色も華やぐメタセコイヤかな』 稲畑汀子
公園まで下りてみて、反対側から見れば・・・
下には落葉が始まっており、何とも言えぬ良い香りが鼻にまとわりつく。
次の北風できっと裸に・・・。
下の方の小枝だけ、羽状に対生する葉っぱはこれから紅葉を迎える。
近くの学校内のメタセコイアは、レンガ色の紅葉真っ盛りだ。
この紅葉する様子から英名はdawn redwood、訳せば「アケボノスギ・曙杉」
さらに別名「イチイヒノキ」とも呼ばれる。
学名「Metasequoia ・メタセコイア」は、メタは後の意味とセコイア杉から
「絶滅した後になって発見された杉」という意味で、生きる化石とされる樹木
なぜなら、1941年に三木茂博士が新第三紀に絶滅したとされる樹木の化石を
スギ科メタセコイア属として命名されていたが、1946年中国湖北省利川市で
現存が確認された。
*なお化石と現種を別主とする意見もある
1949年の挿し木と種子が天皇と国に納められ、さらに1950年にはアメリカ合
衆国からも苗木が譲られ、全国各地の公園、並木道、校庭等に植えられた。
日本の風土に合ったのか、日本全国に広まっている。
詳細は『メタセコイアの発見と普及―三木 茂博士の発見から75年― 』を