奈良春日奥山も春霞の世界
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/32/ca/df0b5b5e3b89f4b9c0a0cd6e623507e3_s.jpg)
庭の山茱萸(さんしゅゆ)、中国、朝鮮原産で江戸中期1720年頃に薬木として渡来したと。
二月下旬から黄色の散形花序を付け、花芽は先が尖った球形で褐色の総苞片4枚が蕾を包む。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/a3/b426d202b74999ec517d8c673756747e.jpg)
1つの花序には小さな黄色の花が20~30個付き、反り返った花弁と雄しべは4つ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/fa/8a293933c0253619b0782e044c23892c.jpg)
連れ合いは茶花に山茱萸と紅白の椿(有楽・西王母)を
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/0c/71/e9d5fce32fdb474fd6cb995e1115d236_s.jpg)
軸は『草自生』
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/18/2e/52a7bbc7bf93e0e9010fcb22bc5f15e3_s.jpg)
景徳伝灯録では「春來草自生」
読)春(はる)来(き)たらば草(くさ)自(おのず)から生(しょうず)
意)万法は皆自ずから然るようにあるということを示す。
柴山全慶編『禅林句集』にて「兀然無事坐。春來草自生。」と
”こつねんとして無事に坐すれば、春来たりて草おのずからしょうず”
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/96/a2202303204856cbfae2806b41eea37f.png)
国立国会図書館デジタルコレクションより
南側の土手で、土筆を採りに行かなければなりませんね。