カメラを片手に

ヤマブキで太田道灌の教訓説話とは

平年並みの最低気温11.4℃から朝の内は気持ちの良い晴れ間で気温は上昇し、
15時前に26.3℃迄上がるも、雲が徐々に広がり始め、深夜から雨らしい。
今後数日はぐずついた日が続きそうですね。
      11時半、24.0℃、32%

さてNHKラジオ深夜便・今日の誕生日の花はバラ科の「ヤマブキ・山吹
山地に自生する日本原産の落葉低木で、黄金色が特徴の花で一重山吹(5弁)、
      2023.4.金剛山にて

八重山吹(雄しべが変化して実がならない)、菊咲き山吹などがある。
別名は「ヤブマリ」とも呼ばれる。
花言葉は「気品」「待ちかねる」
      八重山吹

ヤマブキは古くから愛された花で、万葉集にも17首詠まれている。
当時から八重のヤマブキがあったことがわかる歌はといえば
万葉集 十巻 1860番 詠人不詳
原)『花咲而 實者不成登裳 長氣 所念鴨 山振之花』
詠)『花咲きて 実はならねども 長き日()に 思ほゆるかも 山吹の花
意)花が咲くも実はならないが、山吹の花が咲くのを長く待ち望んでいるよ。

後拾遺和歌集 吟詠教本和歌篇(上巻) 「兼明親王」が小倉山付近でのこと 
七重八重 花は咲けども 山吹の 実のひとつだに なきぞかなしき
意)七重八重に花は咲くが、山吹が実の1つさえもないように、
             蓑一つさえもないのは悲しいことです。 

この歌で室町時代後期の武将「太田道灌」にまつわる話が、湯浅常山の1770年
完成した『常山紀談』に述べられ、教訓説話として広まる。

〝道灌が鷹狩に出かければ、急に雨が降り、近くの粗末な小屋で蓑を借りよう
 とすれば、中から若い娘が出てきて、黙って山吹の花一枝を道灌に差し出せ
 ば、道灌は娘の真意もわからぬまま、怒って立ち去りました。
 後でそのことを家臣に話すと、
 「七重八重花は咲けども山吹の実の一つだになきぞ悲しき」という古歌を踏
 まえたもので、娘は貧乏で道灌様にお貸しする蓑一つもございませんと
 そっと山吹に託して告げたのでしょうと語った。
 それを聞いた道灌は自らの無学を恥じ、和歌に精進し立派な歌人になった〝

近代日本の歌人「与謝野晶子」も詠む
七重八重 花は咲けども 山吹の 実の一つだに なきぞかなしき』晶子

小庭の属の違う4弁の「シロヤマブキ」、小庭ではそろそろ終わりごろ
      

50年前1974年のこの日、レオナルド・ダ・ヴィンチの『モナ・リザ』が
東京国立博物館で公開され、6月10日までに入場者150万人にも達した。
この折、介助を必要とする人の入館を禁止したことで、障害者差別だとして、
展示初日のこの日、スプレーを吹き付けられる事件が起こっている。

モナ・リザを鑑賞したのは3回、初回は1977年新婚旅行のこと。
思い出せば、他の絵画と並べられて展示されており、ゆっくり見られたが
この絵だけ額縁にガラスがはめられていただけ・・・
二回目は2002年2月で小さな部屋の展示ケースだったかな?写真を撮らず

 *2009年、展示室でティーカップを投げつけられ、展示ケースが厳重に 

三回目は2019年1月のこと、ドュノン翼の2階 展示室6で人でいっぱい
それも防弾ガラスケース前から制限され、その奥に・・・厳重でしたね。

      2018.1.25ルーブル美術館にて

それでもまだまだモナ・リザの受難は続く。
2022年5月に環境保護を主張する男にケーキをこすりつけられ
2024年1月28日、環境活動家にスープをかけられている

環境保護を言い訳にして、何をしても良いわけではないでしょうに・・・
環境保護と言えば寄付が集まり、純粋な気持ちの方々を惑わすお金にまつわる
深い闇の世界かも・・・

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