カメラを片手に

ヒヨが渋柿の味見を

奈良も昼の長さが約9時間50分と一番短い「冬至」の今朝、日の出は雲に隠れ
雲が多い天候に。だが陽が出れば1.1℃から日中は10℃近くまで上がりそう。
サンルームからの熱気で居間では3時間ほどは暖房なしで過ごせるはず。
東の春日奥山を撮れば、偶然にも鳥が写っていた。        11時

裏隣の渋柿の木、近年は摂られることなくそのままが続いている。
      11/22

11月末、残っていた葉もすっかり落ちている。
      11/30

完熟になり鳥たちが集まるのだが、スズメを見るのみ。
      12/7

      1215

一部はやや萎み始めている。灰色の鳥、ヒヨ様がお目見えだ。
一瞬啄んだが・・・まだ渋いのかな
熟しきって果肉がとろとろにならないと駄目なよう。
そうなれば・・・
柿うまし鵯の嘴あとよりすゝり』 皆吉爽雨  

                               12/21
カメラに気付いたようで、一声ヒューと発するや飛び立つ。
柿に来る鵯の歓喜の虚空より』山口青邨  
      

だが直ぐにこの家のテレビアンテナで待機中、
横目で見つめられている。
ヒヨドリ、鵯・白頭鳥』はスズメ目ヒヨドリ科ヒヨドリ属 の留鳥です。


今日は、篆刻家・画家・陶芸家・書道家・漆芸家・料理家・美食家などの
幾多の顔を持つ芸術家『北大路魯山人』1959年の忌日、享年76歳。
こんな言葉を残されている。
本当に物の味が判るためには、あくまで食ってみなければならない。
 飽きがきた時になって、初めてそのものの味がはっきり判るものだ。

鳥は渋柿が、食べられるようになる時をどのように知るのか不思議だったが、
やはり、味見をしていたのですね。

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