街はもう

街はもうクリスマスモードだ。
なぜか、私は幸せなはずの現状に満足出来ないでいる。
可愛い生徒がいて、両親も健在で、友達には恵まれ、経済的には…
楽ではないが…仕事にやりがいも感じているし、
明日の食事に困るほどには貧乏でもない。

それなのに。

…幸せの定義は人それぞれだけれど、本当に幸せだと感じられる瞬間を、
線で結ぶ作業はさほど難しくはないように思うが、
普遍的な幸せを感じるためには、とても心もとない……。
時々、ごく人間的な矛盾に自分自身辛くなる。

一本芯の通った人間でありたいと願いながら軸がぶれそうになることもある。

私には私なりの理論があるが、
世の中ではそんなものはまるで通用しなかったりもする…。
………外の社会にはじかれるならまだしも、社会の最小単位である、私、
と、貴方、の間でそれが起きた場合にはどうであろうか…。
人と人が対面して、会話が成り立たないコトほど悲しく落胆する瞬間はない。
双方の間にある壁を成分分析すれば、
その８割は先入観と自己防衛の意識であるというのに…。

いったい何を守ろうっていうんだ。

…自分の心は可愛いのに、人の心は可愛くないという理論は、歪に見える。
理解して欲しがるのに理解する努力をしないことにも、違和感を感じる。
…そして一番厄介なのは私自身がそういった不可解なことに慣れつつあって、
順応しつつあって、絶望をしきれないということだ…。

そんな中、興味深い応援をいただいた。
“『一匹狼』的な部分を感じ、私の生き方と通ずる感じがしたので
応援の意味も込めて…”

私はいつも人に恵まれているけれど、なるべく自力で物事を
なんとかしようとは努力をしている。それがそう見えたのなら嬉しい、
ただ『一匹狼』なんて気取ったらバチがあたるかと思う。
私は確かに狼気質で、守るべきものは絶対に守るし、身近な者を裏切らないが、
そう、私には大きな家族と守りたい人達がいるから、もう一匹ではない(笑)。

「正しい選択をしてきたよと」…言ってくださる方があるのは、
報われた気もするし、すごく、嬉しい、ありがたいです。
私は、きっと古い美学に憧れて生きていて、時々、
現代社会に取り残された気がして非常に孤独に感じることがあるから。
でもそんな時必ず、誰かが『間違ってないさ』、といってくれたから、
なんとかここまでこれました。

じゃあこの…満たされない感じは先へ進む為なんだろうか…。

はぁ、私は外見と違って（苦笑）、お酒もタバコもやらないし、
地味で、ある意味不器用な頑固一徹職人みたいな人間なんですが。。。
最初は、なかなか本当の私を見てもらえないけど（苦笑）。

ただ少なくとも身近な友人たちはそれに気づいて接してくれるから
非常にありがたくて、。。。しかしそこに甘んじてはいけないな。

『先生って割とつまらない人なのね…』とか、生徒をがっかりもさせたくないな…。
（笑）
となると、

やはり私には芸か。

精進しますm(_ _)m。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　宏美