オシロイバナとアジサイ
メロリンさんからお便りが届きました。
以下、紹介いたします。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
九州北部豪雨による被害者の方々に心よりお見舞い申し上げます。又、お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。
「オシロイバナに寄せて 花の色は女いろ」
切り花の命が特に短く、花の値段も高く感じられる季節。
若かりし頃は百合にも牡丹にも例えられ笑って受けながしていたものなのに、今では虚しくも姥桜だって。しかし、ウバザクラの名には、年齢を重ねても尚色気のある女性という意味があり、女色の薄くなりつつある今、その例えを使ってもそう悪くはないかも知れません。
覚えているでしょうか。50年も前、全校集会で話された阿部徳郎校長先生のあの言葉を。
「女と言うものは…云々」
昔、昔に、女はこうでなくてはならない等々、女についての思い込みの多い時代に、険しい女の道を歩いた女性たちの事をを今、思う。
大正生まれで、 19才で行き遅れだと言われながら嫁いだというその人の一生を身近に見ました。
その人の母さんがオシロイバナが大好きだったと言っていました。それは明治時代のオシロイバナの事。
今は亡き人たちに、オシロイバナを供える私。今日この頃。
本日は、赤いオシロイバナに青紫のアジサイを合わせました。
オシロイバナは涼しい早朝には花弁を開いていて、暑い日中では花弁を閉じます。とても賢いなと感じる花。そして、夕方になると又花びらを開きます。
調べたところによると、夕方から咲き始めるらしい。夜に咲いて、ガなどの虫を誘う為。花言葉は「内気」「恋を疑う」「臆病」そして可愛い花には毒があると言われ、間違って口に入ると中毒症状になると言う。しかも、オシロイバナの花に見えるのは花びらではなく、がくにあたるそうです。
花瓶のオシロイバナは庭先に咲いたものを切り花にしました。が、外の花と連動して花びらを閉じたり開いたりします。
始めの写真とこの写真で判るでしょうか?
熱中症を防ぐ為にも私もオシロイバナから学んで暑い日中では静かにしていましょう。と真夏には思うものです。
美しい花には刺がある。バラの事。可愛い花には毒がある。オシロイバナの事。
どうぞ、皆様も極暑の中お体に気をつけて、ご自愛して下さいませ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ちょと前に描かれた原稿です。
九州豪雨の爪痕もさめやらぬ内にまた、愛媛での大雨、被害が短期間の間に起こり、日本中何が起こるか予想のつかない状況になってきています。
被害にあわれた方々には、今は先の見通しもつかずまた、毎日の生活もままならない状態もあるかと思いますが、一日いち日を身体を大切に頑張っていただきたいと思います。ボランティアの方々も入っておられるということなので、心強く感じます。
メロリンさんの原稿を拝見して・・・・・・・
「女色」ってどんな色?初めて聞いた言葉に反応した私!メロリンさんたちは子ども時代いわゆる男の子が使うものの一般的な色を「男色」、女の子が使うものの一般的な色を「女色」と言ったのだとか...。納得しました。...
でも、最近の演歌にでてくる「女いろ」はどんな色なのかなあ..?と思っています。
ところで、阿部徳郎校長先生のお名前を久しぶりに目にしました。
そして、(メロリンさんはよく校長先生のお話を聞いていたのですね)と思いました。
「女というものは~」という話は私には少しも記憶にありません。家庭でも一応言われたことはあっても、さほど意識せずにいたように思います。
でも、どんぐりさん!覚えていますか?中3の高校進学が近づいてくる頃のことを。
当時男女別学だった宮城県の高校で私たちは当然女子高に入ることになっているのに...、ある日、どんぐりさんだったでしょうか?Mさんだったでしょうか?私に声をかけたのは...。
「私たち、石巻高校(男子校)に入りたいから、石高の校長先生に頼みにいくから一緒に行かない?」
意外な声掛けに驚いた私でしたが当時私は特に男子校に入りたいとは思わなかったので辞退しました。
そしたら、3人で行ったとか...。
結果は...?ダメだったようです。みんなで女子高を卒業しました。
しかし、それから〇十年宮城県も男女共学となり、「宮城県立石巻女子高」は「宮城県立好文館高校」と名前が変わりましたね。
本当に長かったです。半世紀近くもかかったのですね。もし、当時すぐ共学になったら、中村雅俊さんと一緒に学ぶ....なんていうことにもなったかも....(ハッハッハッハ...)
改めて自分たちが過ごしてきた時代の移り変わりを感じたところですが、それにしても「東日本大震災」は、夢にも予想できなかった出来事でした。
私たちは、時代の変化を身をもって体験している世代なのでしょうね。
オシロイバナにヒントを得てこれからの人生、身の丈に合わせてある時は美しく(?)開いたり、ある時は慎ましく閉じたりしながら過ごしていきたいと思います。(年齢を忘れて無理をしないように自重します...。)
メロリンさん、オシロイバナと紫陽花の取り合わせ、素敵ですね。鮮やかで優しい雰囲気でほっとするような姿です。
ほんと、女子高で良妻賢母になれと校長先生の訓示を受けるたびに、私はカチンときていましたけどね。メロリンさんの仲良しさんが、集会で異議を唱えたことありませんでしたっけ?
石高も共学になって、それが普通ですよね。大学も、社会に出ても、男も女もなく一緒に仕事をしていて、あの3年間はなんか損した気分ですよ。
でも、結果は、ずっとフルタイムで働いてきました。
こういう?良妻賢母もあるのでしょうか?
まさか..、ね。
人生分からないものですね