杉と朴の木の山あいの棚田から椿の実が成る魚つき林まで降ってくると、
わずかに香る潮風がそよいだ。ジャングルチックな照葉常緑樹林の木陰、椿の根元には名前の知らない花に夏型のアゲハが、羽を広げてとまる。カメラを向けると飛んで行った。
その先を見上げたら
ふたりのカラスアゲハが舞っていました。
魚つき林の上流部。
棚田には、セスバニア。
そこはキチョウの楽園でした。道端の水たまりでキチョウが井戸端会議していたり、あぜ草花に紛れてかくれんぼしていたり。
山の落ち葉の滋養とミネラルを含んだ山水は、棚田を潤し
せせらぎとなり川へ、海へ注ぐ。
海辺の照葉常緑樹の森をくぐってきた山水は、滝となり虹をつくって海に注いでいました。
このあたりは、花崗岩が風化してできた浜のようですね。石も砂も白っぽく、石英が光っていました。
カイメンや貝殻を拾うビーチコーミングしながら、生きもの観察してみました。
砂や岩の上でも生きる
植物は、たくましいですね。
魚つき林、大切にしたいです。