腫瘍内科医一家のニューヨーク滞在記

ニューヨーク研究留学中での出来事を感想を交えてメモ代わりにつづります。

ニューヨークの桜と高峰譲吉

2011年04月21日 00時33分25秒 | 日記

週末、家族とルーズベルトアイランド内の桜並木を少し散策。

二種類の桜のうち、白い花の方はほぼ満開となった。

ようやく長いニューヨークの冬が終わることを実感。それにしても、ニューヨークの冬は長い。今年は4月になっても日中に10℃を切る日が多かった。

アメリカで桜と言えば、ワシントンDCのポトマック川沿いの桜があまりにも有名であるが、恥ずかしながら最近知ったのだが、ここの桜並木も、かの有名な高峰譲吉博士によって寄贈されたものだと聞いた。しかし、よくよく考えてみると彼の最大の業績であるアドレナリンの抽出は、マンハッタンの小さな半地下の研究室で当時助手を務めていた上中博士によってなされたのである。

 

木道の半分を占める鮮やかなピンク色をつける桜(八重桜?)は、まだ咲いていない。

咲いている方の桜は、ソメイヨシノか?

 

マンハッタンとクイーンズを結ぶ大きな橋は、ルーズベルアイランドから見たクイーンズボロブリッジ。映画スパイダーマンに出てくる橋である!橋の向こうに見えるビル群は、あの野口英世博士も在籍した「超」名門のロックフェラー大学である。

余談だが、この橋は、ルーズベルトアイランドにはつながっておらず、我々住民は、この橋沿いを走るケーブルカー(トラムと呼ばれる)もしくは地下鉄を利用して、マンハッタンに出る。

いよいよ、待ちに待った春、そして短い短い夏がやってくる。

貴重なニューヨークでの生活を悔いのないように過ごしていきたい。