やばい。頼まれていた原稿の締め切りが一週間を切っていた!完全に忘れていた。
by smmysmmysmmy on Twitter
先日、大学生時代に講師のアルバイトでお世話になった三重県津市久居のれいめい塾の塾頭(心の恩師)のブログに、大学時代の「悪友」(いまや彼も恩人!)と私宛に、医療系にすすむ高校生向けに良い本はないか、との書き込みがあった。
今、思い出した。
自分が浪人中の冬、そう受験直前に思わず買って読み始めた本があった。
中村雄二郎氏の「臨床の知とは何か」(岩波新書)
十代のちょっと生意気な浪人生にも、かなり難しい本だったと記憶している。
でも、医療の世界に進む人にはお勧めできると思う。
「プライド」をはき違えたいわゆる受験秀才ではなく、一般教養も身につけた医療人が増えて欲しいから。
当時から岩波の本が多かった塾には、この本もあるかもしれない。
そういえば、約20年前、塾の授業の終了後、塾頭と深夜1時か2時に近くの焼き肉屋で、れいめい塾のモデルについて話したことを覚えておられるだろうか。当時、僕は「松下村塾ですね。」と迷わず答えた。しかし、塾頭は、「適塾ですわ。」と答えられた。今はその心がわかる気がする。
最近、子供の学校行事が続いて、ニュージャージーに行く機会多かった。運動会、移動教室(少人数のため5,6年合同で修学旅行)等。
いつも、妻はマンハッタンから外へ出るのを嫌がり、NJへ行く番はたいがい私に押しつけられる。(苦笑)。このような事情をしらない人が、はたから見たら、子供さんのことが心配でお父さんが学校へ来ているなんて勘違いされているかもしれない。
はっきりいって、子供のころから乗り物に弱い私は、バスや自動車に長時間乗るのは苦痛以外のなにものでもない。自分で運転する分にはさすがに酔わないため、大学時代のラグビー部の遠征の時もかならず自分から運転手役を申し出ていた。
今日も、娘を迎えにNJの子供の学校まで出向いたが、やはりバスやタクシーは苦手だ。子供のためという理由でもなければ、私だって絶対に勘弁願いたい。お父さんはつらいよ!
そういえば、子供のころ、俳優の故松田優作さんが亡くなる少し間に、古館伊知郎さんが司会の「オシャレ30:30」に出演したときに、「自分は家庭で父親役を演じるている。」 といったことを唐突に語りだし、まだ小学生だった私は不思議に思ったものだが、今はその感覚がわかるような気がする。小学校低学年のころから、テレビドラマ「探偵物語」における、松田優作さんと故成田三樹男さんのものまね、服の下にピストルのかたちにした手を隠し「手を挙げろっ!」や「工藤ちゃん!」を一日に何十回もくり返していたガキんちょだった。
娘を連れて、NJからの帰宅の道中ふと思う。この子らが、素直な子供に育っているのは間違いなく妻のおかげなのだろう。明らかに子供のころの自分とは違う。自分は子供のころ、本当に嫌な性格をしていた。こんないいかげんな私でも子供がいれば、お父さんなのです。ハイ。
女性も演じる生き物だが、男性だって演じているのである。ただし、まともな「大人」は見え透いた嘘はつかないものだし、あとくされもない。
Y先生、O先生早く結婚されて、「俳優稼業」の仲間入りされてはいかがでしょうか。