昨日、衆議院議員総選挙が行われ、民主党政権は崩壊しました。
今回は日記代わりに思いつくことを書き連ねることをご容赦ください。
暗黒の三年間余りとされる民主党政権の期間中、私は海外生活をしておりましたので、民主党政権がどれほどひどかったかについては実感は乏しいのですが、インターネット等から伝わってくる報道によると日本の凋落の流れは決して止められなかったようです。
今年の夏に刊行された英国エコノミスト誌編集部による「2050年の世界」
http://www.bunshun.co.jp/cgi-bin/book_db/book_detail.cgi?isbn=9784163755007
による予測では、2050年頃の日本国については以下のようにふれられております。
・人口は3000万人減る
・GDPは世界5~8位まで低下
・ギリシャのような破たんはない
・カイゼンから創造的破壊へ
・北朝鮮崩壊と、それに伴う「日中新時代」の幕開け
「フクシマ原発事故は世界に日本の勇敢な姿を見せたと同時に、予期されてしかるべき大きな問題に対して、それに目を背ける日本人の能力の限界を世界に知らしめてしまいました。」
と述べられているように、最も由々しきことは、われわれ日本国民が近い将来に迫っている危機に対しても問題の先送りをし続けており、諸外国がすでにそのような日本人の能力をとうに見透かしていることです。
すべての問題は、少子化による人口減少から始まり、それが負の連鎖をして日本の経済規模の縮小、国際競争力の低下を招いて行くことでしょう。そうなれば、脱原発(卒原発?(笑))のための資金や防衛予算の確保も困難になってくることでしょう。
今回の総選挙における争点として、昨年3月の東北大地震を受けての脱原発、近隣国による主権侵害にそなえて、憲法改正、自衛隊の「国防軍」への格上げ等が叫ばれていたようですが、我が国の将来にとって最優先課題は、実のところ「少子問題の解決」と未来の日本を背負う人材を育てる「公教育の充実」のように思われてなりません。しかし、後者においては、我が国には「アキレス腱」を抱えていることは周知の事実です。個人的には、正々堂々とこの「アキレス腱」のことを非難しつづけることができる橋下大阪市長には今も期待しております。しかも、氏には野球チームを作ることができるぐらいたくさんの子供がおられ個人的に少子化対策にも貢献されています。(さすがに、これは冗談です。いちびってスイマセン(笑)。) 氏には「正論」を世の中の人に訴えかけ、多くの民衆に関心を傾けさせることができる能力があるわけですから、今回の維新の失速の原因を真摯に受け止め、取り巻きの人たちの選択をもう一度考え直して頑張っていただきたいものです。
日本人は得意ですよね。
30年後に責任を持ってくれる人だけが政治家をやってほしいものですね。
でも、もうこれ以上は先送りできないですよね。