腫瘍内科医一家のニューヨーク滞在記

ニューヨーク研究留学中での出来事を感想を交えてメモ代わりにつづります。

中学受験についての雑感

2013年02月15日 00時00分00秒 | 日記

今回の内容はFBに書くのははばかられるので、記憶代わりにブログに書くことにします。

いつの間にか、僕の中では、FBが「陽」で、本ブログは「陰」という役割分担となってしまったようです。

ド阿呆な父親から親孝行な娘が生まれてきてくれたことを感謝します。

すべて終わったので書きますが、娘は6年生になってから日本に戻ったため、父親としては中学受験させることにずっと戸惑いがありました。受験をさせることにためらいのある父親と、チェレンジしてみたいという娘の駆け引きが長く続きました。

幸い無事受験した学校にはすべて合格してくれましたが、娘が最後の受験校の合格発表後の帰り道に、「これで、(お父さんが)アメリカに留学したこと(家族を連れて行ったこと)を周りからとやかく文句言われなくなるよね。」と言ってくれました。所詮、まだ小学生の子供にすぎない娘は、心ない周りの「大人たち」を意識しながら受験を頑張っていたのでしょう。そして、父親をも、かばおうとしてくれたのです。長い海外留学生活で経済的に逼迫しているときに特待生入学というご褒美までプレゼントしてくれました。

実は、少々負けず嫌いなところがある娘は、心ない「大人たち」から投げかけられた「海外に何年も行ったら日本の勉強ができなくなって馬鹿になって帰ってくる。」というアドバイスという名の「そねみ」「やっかみ」を気にしていた妻の「不安」を解消し、そして母の「面子」を守るために戦ってくれていたふしがあります。娘は私を心配させないように受験中は、そのことを一切口にしませんでした。今回の海外留学によって、娘と妻に想像以上の苦労とプレッシャーを与えてしまっていたことに改めて気づかされ胸が痛みました。

中学受験は親の受験とも言われますが、やはりその側面は否定できないと思います。

アメリカに暮らして3年がすぎ、祖国日本に対してさらなる愛国心がわくとともに、日本の欠点にも気づかされました。

日本人は、ときに他人のことを気にしすぎ、嫉妬心が強く、人のことを必要以上に干渉したがる人がそれなりにいるように感じられます。そのような人間にはなりたくありませんし、今回の経験で娘がさらに人の気持ちを思いやってあげられる優しい人間に成長してほしいと願います。

娘よ、合格おめでとう!

今回も親バカ日記になってしまい失礼しました。

(PS)福沢翁が理想とする精神を体現できている学校が現代社会にに存在するかどうかは疑問に感じますが、「学問のススメ」は素晴らしい内容だと思うので一度娘にもぜひ薦めたいと思います。


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1 コメント

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心からおめでとう! (橋本クリニック)
2013-02-15 15:23:06
親が放蕩だと子はしっかり育つものだよw
それにしても特待生はすごいねw

一緒に暮らせそうで何よりです!
いやぁ~良かった良かった。
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