昨日のオレンジ色の朝日は、
ガボンの夕陽を思い出させてくれた。
これは、昨日の沖縄の朝日
これはガボンの夕陽。
本当はもっと赤くて美しいんだけれど、
写真で撮ったら、こんな感じになってしまう。
沖縄はまだ普通の生活を送っているが、
いろんな場所で自粛ムード。
買い物以外は家から出ず、
数週間分の食料品と数週間分の水を確保して、
家に篭って本を読んだり、
ネットを見たり………。
あれ?この生活って、
私のガボンでの生活と同じじゃない!?
フランス語が喋れないから、
行動範囲は狭いし、
治安も悪いわけではないけど、
何かあったらいけないから、
そうそう出歩けない。
おまけに病気になったら、
下手するとフランスや南アフリカまで
緊急輸送なんてこともあると聞いたら、
怖くてうかうか熱も出せない。
年間43万人が死ぬという(2017年度)マラリアに
かからないように週末には
予防の為の薬を飲んだ。
副作用で悪夢を見ることもあると言う。
幸い私は特に何もなかったが、
錠剤の粒が大きすぎて、
飲み込むのに必死だった。
犬に噛まれたら致死率100%の狂犬病に
かかるかもしれないと恐れ、
野良犬のそばを通るたびに
ビクビクしていた。
そんな私を勇気付けてくれていた、ガボンの空。
ベランダから、沈む夕陽や
刻々と変わる空の色を楽しみながら
コーヒーを飲む時間は幸せだった。
その頃、日本で娘は行方不明になっていて、
娘のことを考えたら、どどどーんと落ち込み、
暗くなってしまうから、
マヤ暦の教えどおり
過去を悔やんだり、
どうにもならないことを考えたり、
未来を心配したりせずに、
「今、ここ」
だけに集中するように心掛けた。
そうやって、私は自分の心を守った。
今、日本でも、
あの頃の私のように、
先のことを不安に思いながら
暮らしている人たちは多いと思う。
そんな時こそ、
「今、ここ」に意識を集中させることを
お勧めする。
美味しいご飯が食べられること。
お風呂に入れること。
ネットが見れること。
幸せなことはいっぱいある。
あの時の私のように、
時間があるからこそ、
心配したり悩んだりしてしまう。
JICAの隊員さんたちは、
アフリカのために何かしたいと
志を持ってきているから、
若い女の子でも
どんどん外で活動し、
ガボンのためにがんばっていた。
あれが怖いこれが怖いなんて
言っている時間なんてなかった。
志って大きなパワーだ。
今、ここ日本でも
いろんな人たちが志を持って
がんばってくれている。
医療系の方々は、
必死で患者さんを守るために働き、
介護の方々は、
高齢者に命を守るために働き、
政治家の方々は
国民の生活を守る為に議論し……
あげればきりがないけど、
いろんな人たちが動いてくれているおかげで
この生活が成り立っている。
そう思うと、
ただただ感謝を感じる。
じゃあ、今の私ができることは何だろう。
それは、やっぱり、マヤ暦を通して、
「あなたの生き方は素晴らしいよ」
と伝えること。
一人一人に役割があり、
みんなで支え合って生きている。
「あなたはもう1人の私」
とみんなが思える世界を作っていけるように、
そう願いを込めながら、
このブログを書いている。
誰かの心に届けばいいなと願いながら……。
今振り返ると、
あの頃のガボンの暮らしも懐かしい。
きっと今の日本の大変さも
「あれがあったから強くなれた。」
と思える日が来ると思う。
☘️4月5日(日)☘️〜マリマヤ便り〜
K7 青い手・赤い龍・音7
チャンスやきっかけをつかみやすい日
気持ちが赴くままに行動することで、
新たなチャンスがやってくる。
期待すると愚痴になる。
見返りを期待しないで、人に施そう。
K5〜K8
一歩退いて周囲を見ること。
力まず穏やかに決断する時。
偽りの自分から、
本当の自分に変わるために、
学びの時がある。