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哲学カフェ 第57回  社会人として働くという意味は?  2018.03.13

2018-03-23 08:56:12 | 心理学

Hayley Westenra - Haru Yo Koi (春よ,来い)

哲学カフェ第57回                        2018年3月13日

担当 景山 亜弓

社会人として働くという意味は?

私事ですが、明日大学を卒業し、4月から社会人として働く予定です。これからの人生の時間の大半を占める“仕事”というものを考えていくと正直不安と期待が半々というのがあります。

人生100年時代を生きていく中で、働くということは必要不可欠なものであると思います。最近SNS上でよく、「こんな会社入るんじゃなかった。」、「なんでこんなに一生懸命働いてるんだろう?」

「会社に行くのが憂鬱」など、働くことに対して否定的な意見をよく耳にすることがあります。このような意見の背景には“長時間の残業による過労死”などの深刻な問題が現代社会で起こっているということも一つの要因であると考えられます。

しかし、「辛いことがあるけど、この仕事についてよかった!」、「働くって楽しい!」というような働くことに対して肯定的な言葉も少しですが耳にすることもあります。

この両者の考えの差にはどのような経緯があるのか、私たちにとって“働く”とはどのようなものなのか考えていきたいと思います。

問1.子供や学生に「どうして大人は働かないといけないの?」と聞かれたなら、どのように“働く”というものを説明しますか? また、子供たちにどのようなことを伝えたいですか?




問2.SNS上の働くことに対して否定的な意見と同じような考えを持ったことはありますか?それはどのような場面や場合でしょうか?また、そのような場合から立ち直ったようなきっかけはありますか?


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哲学カフェ 第56回  あなたにとって長い人生をイキイキと過ごすためには何が必要だと思いますか?   2018.0.2.27 「2」

2018-03-23 08:40:44 | 心理学

Omar Akram - Falling Through The Rain and Andre Kohn - paintings

哲学カフェ 第56回 2018年2月 27日 担当 秋政 孝一

100歳まで、幸せに生きるためには? <前回のおさらい> 日本の平均寿命は83.7歳、健康寿命は74.9歳。日本の健康寿命は世界一であり、 健康に過ごせる老後は、どんどん伸びており、人生100年時代到来といわれている。

70歳以上でも働きたい人は60%超であるが、「特に何もしていない」人が約70%。 3ステージの時代を変革し、社会構造自体を大きく見直していく必要がある。

今までは、3ステージの時代  教 育  ⇒  仕 事  ⇒  引 退 

これからのイメージは・・・(仕事の期間が延びる)  教 育  ⇒  仕 事  ⇒  教 育  ⇒  仕 事  ・・・ ⇒  引 退

  <問1>  これからの人生は、「マルチステージ化する」といわれています。



<勤労期間が長くなり、生涯に2~3のキャリアを持つようになる>  あなたにとって長い人生をイキイキと過ごすためには何が必要だと思いますか?  

   (参考となるキーワード) 健康  仕事  家族  年金  貯蓄  投資  教育  居場所  遊び  社会貢献   友人  運用  共働き

 趣味  孤立  いきがい  学び  スポーツ 転職  結婚 パートナー  信仰  変化への柔軟性  スキルの習得  人的ネットワーク・・・

 <問2>  あなたは引退後の自分が何をしたいと望み、何を楽しいと感じるか想像してみて下さい。

引退後の時間も長くなることが予想されます。そして、よりよく生きるとは?



  

  

  

  


<資料1> 公的年金が財政面で持続困難に・・・ 〇賦課方式 毎年の年金給付をその年の税金や保険料でまかなう方式。

○積立方式 個人が勤労期間に払い込んだ資金を投資で運用。 納付した保険料と運用成績に応じて引退後に受給する方式。

出生率の低下および平均寿命の上昇により  勤労人口の増加ペース<引退人口の増加ペース 

老齢従属人口指数: 引退人口÷勤労人口

1960年当時 10% 年金受給者1人に対し勤労世代10人

2050年予測 70% 年金受給者7人に対し勤労世代10人

世界的にも企業年金制度を設ける企業が激減~LIFE SHIFTより

イギリス 1987年 810万 ⇒ 2011年290万

アメリカ 1983年  62% ⇒ 2013年 17%

以前は老後資金の4割を自分で蓄え、のこりを公的年金と企業年金でまかなえたが、 これからは個人の蓄え部分を増やさざるを得ない。

<資料2> 年代別老後資金のシミュレーション~LIFE SHIFTより

老後資金として最終所得(引退前)の50%を毎年確保するためには・・・

10%は公的年金で充当(企業年金はなくなることを想定)

なお下記貯蓄率は住宅ローンは別途必要。

        年代 平均 寿命 引退 年齢 勤労 期間 引退 期間 必要な 貯蓄率

       今までの世代 * 65歳 44年 20年 4.3%

1971年生(37歳) 85歳 65歳 44年 20年 17.2% 70歳 49年 15年 13.0%

1998年生(20歳) 100歳 65歳 44年 35年 25.0% 80歳 59年 50年 10.0%

<資料3> 勤労世代が高齢者を支えるという考え方 高齢者を何人で支える?

                                    1970年 2015年 2035年

65歳以上 /20~64歳     1人/ 8.5人 1人 /2.1人 1人/ 1.2人

↓ ↓ ↓ 発想を転換して 大人が子どもを支える発想に?

                                     1970年 2015年 2035年

  0~19歳 /20歳以上     1人/ 2.1人 1人 /4.7人 1人/ 6.9人

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