せかい
リュシエンヌ・ボワイエ「聞かせてよ愛の言葉をParlez-moi d'amour」
哲学カフェ 第55回 2018年2月 13日 担当 秋政 孝一
100歳まで生きることは幸せですか? 2017年9月時点で、100歳以上の人は全国で67,824人。2016年より2,132人増加してい て、47年連続で増えています。
人生100年時代はすぐそこまで来ています。 国連の推計によれば、2050年までに日本の100歳以上人口は100万人を突破する見 込み。長寿化は社会に一大革命をもたらすことになります。
人々の働き方や教育のあ り方、結婚の時期や相手、子どもをつくるタイミング、余暇時間の過ごし方、社会にお ける女性の地位もすべてが大きな変化を見せることになるでしょう。
問1 人生100年時代を迎えていることに対してあなたの感想は?
1 長生き出来てこれほど嬉しいことはない。
2 大変なことになったな・・・と戸惑いを覚える。 戸惑いがあるとすれば、どのような課題が想定されますか?
問2 あなたは“安楽死”と“尊厳死”についてどう考えますか?
【安楽死】 人または動物に苦痛を与えずに死に至らせること。医師など第三者が 薬物などを使って終末期患者の死期を積極的に早めること。
【尊厳死】 過剰な医療を避け,尊厳をもって迎える自然な死。 医療技術の進歩により重症患者でも呼吸や栄養補給、
痛みを管理できる ようになり,疾病によっては死にいたる過程を人工的に引き延ばすことが できるようになったことをうけて議論されるようになった。
1 自分が老人であって当事者の場合。 2 自分の家族(老いた親)への措置として対処する場合。 そのように考えるのはなぜでしょう?
(参考)海外で積極的安楽死を認めている国 スイス(1942)、米国オレゴン州(1994)、オランダ(2001)、ベルギー(2002)、 ルクセンブルグ(2008)、
米ワシントン州・モンタナ州(2009)、米バーモント州 (2013)、米ニューメキシコ州(2014)、米カリフォルニア州(2015)、カナダ(2016)、 豪ビクトリア州(2017)、韓国(2017)
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