4.三石城跡 2023.1.11
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備前市の南東端にあたる三石は、船坂峠を越えて播磨に通じる山陽道の宿駅として古くからにぎわってきました。
この三石の町を南に見下ろす標高290mの天王山の頂きに築かれた三石城は、南北300mほどの規模があります。
「太平記〈たいへいき〉」によると、元弘3年(1333)、後醍醐天皇〈ごだいごてんのう〉の討幕挙兵に呼応した
三石保〈みついしのほ〉の 伊東大和二郎〈いとうやまとじろう〉が城を構えたことに始まります。
建武3年(1336)には、九州へ敗走する足利尊氏〈あしかがたかうじ〉方と新田義貞〈にったよしさだ〉との間で合戦が繰り広げられました。
その後、赤松氏のもとで備前守護代を務めた浦上〈うらがみ〉氏の居城となり、
同宗景〈むねかげ〉が天神山城(和気町)へ移る天文23年(1554)頃まで備前東部の中心としての役割を果たしてきました。
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