携帯電話を不注意で水没させ、やむを得ず、買い換えるハメに。痛い出費に落ち込むが仕方ない。
でもって、新しいケータイにイラストを描こうと、友人からアクリル絵の具一式を借りていたものの、なかなかソチラに気と手が廻らず、一ヶ月以上が経過。
やっとこの週末に さて何を描こうかと
紙、ペン、絵の具、ケータイをテーブルに置いて 思案していると、娘が 目ざとく やって来る。
「なにしてんの?」
「ケータイに絵描こうと思って考えてるねん。」
「なに描くの? (紙に描いてある絵をみて) コレ可愛いやん~。」
「でも お母さん、こっちの鬼にしようかと思うねん。」
「おに 描けるで!」
「ほんまに~? 描いてみて~。」と 紙とペンを渡す。
「あかおに と あおおに どっちがいい?」
などと、予想しない質問が返ってくる。 むむむ。
「青鬼。」
「はぁい」 と、スラスラと描きだす娘。
でもって、即座に描き上げた鬼が なんとまぁ可愛らしいこと。
私は完全に白旗を揚げ、
「おかあさんのケータイに描いて。」
と、筆を渡す。
全く躊躇することなく ケータイ上に 筆を走らせる娘を見ていると、( 慎重な性格なのに、ナゼかこのあたりは大胆だ。 )
この年齢の頃に描く絵は 本当に 自由で のびのびしていて 面白くて オリジナリティがあって、
頭のカチコチしている私は かなわない・・・ と 改めて しみじみ感じるのであった。
貴重なこの時期、 娘から いっぱい引き出しておいてやらねば。
最初に紙とペンで描いた鬼のほうが、私好みであったが、コレはコレでやはり素敵だと思う。
ま、親バカである。