時々 道で出会う “近所の方” が いる。
「顔」 と 「だいたいドコに住んでいるか」は互いに分かっていて、
名前は知らないが 会うと必ず 挨拶を交わす。 ちょっと時候の話なんかをすることもある。
何人か そんな方がいる中、
先日、いつも犬の散歩をしていらっしゃる 50代らしき女性と立ち話を。
話をしていると、娘の通っていた幼稚園までご存知だった。出会う場所や、娘の名札などそんなところから推測できていたのだろう。
昨年の11月から 姉弟共に 保育園入所したことを伝えると、
「保育園。 子供にとって 良いわよね~。」って返ってきた。
コレにはかなりびっくりしたと共に、嬉しい言葉だった。
今の時代、仕事を持つ母が増えたと言っても、 世間の目は やはり、仕事を持つ母に優しくはない。
面と向かって批判をされることはなくても、
特に 年配の方からの そのテの趣旨の発言は度々であるし、
同世代の母親達からでさえ、
「三歳までは一緒に居たいし・・・」と、保育園へ預けることに対して不信感のあるような言葉を聞くことも珍しくない。
(この、「三歳までは・・」の、「三歳児神話」については、最新号のAERA with Baby に特集されているので、興味のある方はご一読を。)
以前に、
”小さな子を持つ母が働きたいと思った時、一番の障壁は何か。”
を、ある人材派遣会社の女性社長が書いていた。
’ 社会でも夫でも無く、「この仕事は、可愛い我が子に淋しい思いをさせてまでやる仕事だろうか?」という自戒の念だ。’ と。
コレを読んだとき、その通りだと思った。
自分に仕事への揺るぎない信念があれば、夫への説得も可能だろうし、社会の反応も気にはならない。
自分の覚悟を決めることが一番大変なのだ。
自分のことだけでなく、家族皆のことや様々なことを考えて、決断をして、
仕事をしている母に、
励ましや、背中を押してくれる言葉を掛けてくれる人は 少ない。
私自身、子供達を保育園に預けて仕事を始めたことに 信念もあるし、迷いがあるわけではない。
しかし、
意図もなくおっしゃったのであろう近所の方の 保育園への肯定的な言葉は 自分の決断の後押しをしてもらったような気がして、前に進もう!と思わせてくれる。