徒然なるまま 写遊記

私楽 諸行歓常 諸行感謝 のんびり気ままに散策・・「埼玉・高麗川のほとり」(浮雲・浮浪雲)

映画「ハロルド・フライのまさかの旅立ち」2024.6.21.

2024-06-21 | 映画
約40年前来の友人たちと 
池袋で再会する前
時間つぶしに入った
名画座シネ・リーブル池袋
「ハロルド・フライのまさかの旅立ち」は

期待してなかった映画ためか?余計に
最後まで引き込まれた秀作でした。
★★★
物語は、定年退職した主人公が、
昔 一緒に働いた(恋人じゃない)女性の
「危篤の手紙」を読んで、「会って伝えたい
言葉を胸の内に」800キロ離れた場所に
祈りを込めて「歩き続ける」物語。


(映画館内ポスター撮影)


(映画.comより転付)

目的地に向かう途中、主人公と息子との
ドラマや、妻との物語など等

観客の人生に問いかけるような
ストーリーが垣間見える構成で

小津安二郎時代の松竹作品同様に
(原作及び監督の)
制作意図を探りながら鑑賞すると 
面白い作品と思いました。

なお原作は
「本屋大賞・第二位」です。

そして東京から広島まで
高速道路で約800キロ。


(シネ・リーブル池袋)

ちなみに 物語の主軸の「謎」である
恋人でもない女性に会う目的は
「主人公の後悔」とだけ記載します。
(それ以上の解説は営業妨害なので
 控えます!)

両親・家族・仕事・友
筆者「後悔しない人生」ってあるのかな?

当ブログ立ち寄りに感謝です
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映画 キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン 他の映画・雑感

2023-11-28 | 映画
監督がマーティン・スコセッシ
出演がレオナルド・ディカプリオ、
ロバート・デ・ニーロ。

さらに「実話」を基に描いた
西部劇サスペンス。

キャッチコピーだけで、
映画ファンとしては
見逃せない作品
「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」。


(映画.comより転付)

1920年代に起こった 
オクラホマで起こった
先住民族の連続殺人事件を、

マーティン・スコセッシ監督が
丁寧に描いた作品。


(映画.comより転付)

オイルマネーで財を得た
ネイティブアメリカンと
その富を狙った白人の物語を

深い人間ドラマと鑑賞できたのは
自己主張出来ないダメ男を演じた
「レオナルド・ディカプリオ」の
表現力と思いました。

ディカプリオは、ますます
素晴らしい俳優になりますね。
★★★
映画「ゴジラ−1.0」


(映画.comより転付)

前半の戦後を描いた処に 
多少 気になる場面はあったが

筆者が小学生の頃、親に連れられて
京都千本通の映画館で見た
「ゴジラ・第一作」(1954年)の
ワクワク感あるエンタメ・ゴジラ映画に 
今作で 久々に出会いました。
★★★
映画「イコライザー・3」


(映画.comより転付)

デンゼル・ワシントンが世の悪を抹消する
請負人を演じるアクション・シリーズ
最終章となる第3作。

前イコライザー 
1~2を映画館で見た後も
ネットフリックスで 何度も見た
大好きなシリーズだが、今回3は
1と2に比べ、少し残念な作品です。

だけどデンゼルの
名優価値は変わらないです。
★★★
映画『ミッション:インポッシブル/
   デッドレコニング PART ONE』

(映画.comより転付)

「ミッション:インポッシブル」は
シリーズ全ての作品 
はずれ無しですね。
次回作が待ち遠しいです。
★★★
映画「BBB」


(映画.comより転付)

筆者の三女と孫から推薦されて
見に行った作品。

頭 からっぽ になれる
痛快インド映画。
★★★
映画「こんにちは、お母さん」
(当ブログ2023,9,26をご参照下さい)

(松竹映画・公式ネットから転付)

「息子」「家族」「学校」など
過去の山田洋二監督の作品を
改めて観て、
監督の素晴らしさを思う
今日この頃です。
★★★
ちなみに78歳が毎夜 
見ているネットフリックスは
深刻な映画や暗い作品は避けて
ほのぼの人生ドラマや

アクション映画を
中心に見ています(笑顔)
★★★
以上、筆者が今年 映画館で見た作品の
一部を ざっくり紹介しました。

当ブログ立ち寄りに感謝です。
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山田洋次監督(映画・こんにちは、母さん)東京下町風景

2023-09-26 | 映画
☆☆☆
山田洋次監督の回想録
「母に好きな人が出来て、追われる
 ように家を出たと知り、茫然自失
 したのは大学一年の夏」

「母は家を出たあと行方知れずになり、
 父に内緒で母を捜しました」

「再婚相手と落ち着いた母に再会する
 までに4,5年かかりました」
(朝日新聞「夢をつくる」2022年11月)
☆☆☆
山田洋次監督 
作品は「たそがれ清兵衛」
「遥かなる山の呼び声」
「寅さんシリーズ」など、
何度も見ている 作品が多数あり
好きな監督の一人だったが

「山田洋次監督・母三部作」の
「母べえ」「母と暮らせば」は見ていない。
そして

今回の「こんにちは、お母さん」も
映画館に見に行く予定はなかったが
・・しかし

山田洋次監督の 実母との別離を
知って 映画「こんにちは、母さん」を
見に行くことにしました。


(松竹映画・公式ネットから転付)
★★★
映画は、東京・向島に暮らす
夫を早く亡くした母親(吉永小百合)と
大企業で働く息子(大泉洋)を取り囲む
人情下町物語。
 
画面途中「小津安二郎作品に登場する
よく似た景色・撮影アングル」のカットが
構成されていて、山田洋次監督の
小津監督へのオマージュ色を
感じる作品でした。

ちなみに作品中の吉永小百合のセリフ
(以下は筆者の曖昧の記憶から)

「死ぬことは怖くない。でも、
この先 歩けなくなったらどうしよう? 
身体がきかなくなったら
どうしたら いいんだろう?」の

セルフが・・・筆者の心を代弁する
様に聞こえ ドキリとしました。
☆☆☆
感想・・深い感動も感激もなかったが
小津作品同様に
「穏やで 優しい気持ち」で
映画館を後にしました。

そして数年後、吉永小百合のセリフを
聞くために そして山田洋次の人柄に
もう一度 会いに
映画を見に行きたくなりました。
☆☆☆
追記・・主役の吉永小百合の老人役を、
見栄えが役柄年齢にふさわしい
倍賞千恵子・倍賞美津子・宮本信子・
香川京子じゃなく

実年齢より若く見える
吉永小百合を使った処に、
山田洋次エンターテインメント作の
意図が垣間見られたと思いました。
(主役配役意図は回顧録に続くカナ?)
★★★
以下は 筆者撮影の東京下町景色

神田川・柳橋

(2015.6.28)

佃島住吉神社例祭





(2015.8.3)

浅草・三社祭

(2015.5.18)

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