徒然なるまま 写遊記

私楽 諸行歓常 諸行感謝 のんびり気ままに散策・・「埼玉・高麗川のほとり」(浮雲・浮浪雲)

山田洋次監督(映画・こんにちは、母さん)東京下町風景

2023-09-26 | 映画
☆☆☆
山田洋次監督の回想録
「母に好きな人が出来て、追われる
 ように家を出たと知り、茫然自失
 したのは大学一年の夏」

「母は家を出たあと行方知れずになり、
 父に内緒で母を捜しました」

「再婚相手と落ち着いた母に再会する
 までに4,5年かかりました」
(朝日新聞「夢をつくる」2022年11月)
☆☆☆
山田洋次監督 
作品は「たそがれ清兵衛」
「遥かなる山の呼び声」
「寅さんシリーズ」など、
何度も見ている 作品が多数あり
好きな監督の一人だったが

「山田洋次監督・母三部作」の
「母べえ」「母と暮らせば」は見ていない。
そして

今回の「こんにちは、お母さん」も
映画館に見に行く予定はなかったが
・・しかし

山田洋次監督の 実母との別離を
知って 映画「こんにちは、母さん」を
見に行くことにしました。


(松竹映画・公式ネットから転付)
★★★
映画は、東京・向島に暮らす
夫を早く亡くした母親(吉永小百合)と
大企業で働く息子(大泉洋)を取り囲む
人情下町物語。
 
画面途中「小津安二郎作品に登場する
よく似た景色・撮影アングル」のカットが
構成されていて、山田洋次監督の
小津監督へのオマージュ色を
感じる作品でした。

ちなみに作品中の吉永小百合のセリフ
(以下は筆者の曖昧の記憶から)

「死ぬことは怖くない。でも、
この先 歩けなくなったらどうしよう? 
身体がきかなくなったら
どうしたら いいんだろう?」の

セルフが・・・筆者の心を代弁する
様に聞こえ ドキリとしました。
☆☆☆
感想・・深い感動も感激もなかったが
小津作品同様に
「穏やで 優しい気持ち」で
映画館を後にしました。

そして数年後、吉永小百合のセリフを
聞くために そして山田洋次の人柄に
もう一度 会いに
映画を見に行きたくなりました。
☆☆☆
追記・・主役の吉永小百合の老人役を、
見栄えが役柄年齢にふさわしい
倍賞千恵子・倍賞美津子・宮本信子・
香川京子じゃなく

実年齢より若く見える
吉永小百合を使った処に、
山田洋次エンターテインメント作の
意図が垣間見られたと思いました。
(主役配役意図は回顧録に続くカナ?)
★★★
以下は 筆者撮影の東京下町景色

神田川・柳橋

(2015.6.28)

佃島住吉神社例祭





(2015.8.3)

浅草・三社祭

(2015.5.18)

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1 コメント

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Unknown (チョコ)
2023-09-27 13:33:58
こんにちは。
山田監督とお母さまとの実話、知りませんでした。
今晩NHKのプロフェッショナル仕事の流儀は、山田監督と吉永さんの回ですね。こちらの記事を読んで、とりあえず夜番組を見てみようかなと思いました。
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