“足るを知る”

つれづれなるままに日くらし、心にうつりゆくよしなし事を、そこはかとなくブログしています。

アジ釣り専科

2017年06月17日 | 手軽な釣り
私は以前、へらぶな釣りをしていまして、現在鯵釣りをしているのですが、私の仕掛け・・・竿=へらぶな釣りのどちらかと言うと高級な部類に入ると思います。”朱紋峰のとびぬけ16尺”を使い、竿掛けを使い、見た目はヘラブナ釣りのスタイルで、鯵釣りをしています。

アジ釣りと、へらぶな釣りの大きな違いは、釣った魚を、へらぶな釣りの場合は全部リリース。鯵釣りの場合は全部食します。持ち帰ります。

本来魚釣りは、食するために存在していると 思います・

へらぶなの釣りの楽しみ?は、竿の感触を楽しみ・・・最高峰は手作り高野竹の竿だと思います。この天然の竿の感触は、使った者以外はわからないと思います。その感触は想像を絶します。手の延長線の竿で魚との引き合いを楽しむわけですが、魚と一体感があるというかその感覚を言葉にはできないです。

浮子:クジャクの羽の芯?を使って作ってあるのが最高級品です。その中でも、丸みを帯びた太い羽の1本取りの有名人の作品には感動すら覚えます。感度が全く違います。3mmしか沈まないはずなのに、名人の作品は5mmから8ミリも沈みます。

後は餌の練り具合、・・・上記は金を出せば何とかなります。しかしここからです。餌の調整は個人の感覚です。ヘラブナ釣りの最も個人差が出る部分だと私は思っております。

しかしいくら釣っても自己満足だけです。ただの釣りのマスターベーションだと私個人的には思っております。

鯵釣りは、釣れないと、自分の晩酌の刺身はお預けです。家内の鯵のづけ丼もお預けです。晩酌用の、鯵のから揚げもお預けです。

で釣れる工夫をします。サビキ、撒き餌、ポイント、潮の具合、釣る時間帯などなど、釣るためには色々必死でくふうします。


へらぶな釣りの場合は、”食う”が全くないので、釣れても釣れなくてもただ竿を出せればいいみたいなところが有ります。そのためにいろいろな場所に行って景色を楽しみ、それぞれの場所の魚の当り具合、引き具合を楽しみます。

へらぶな釣りの楽しみは、鯵釣りの楽しみに比べると、幼稚?わがまま、自分本位の釣りだと私は思います。

魚釣りは、本来食うためのものだということを忘れた釣りがヘラブナ釣りです。そんな釣りもあってもいいじゃないか・・・・確かにそうです。しかし私は、もうへらぶな釣りはしないと思います。つまらないです。私から言わせれば奥が深そうで深く無いような気がしてなりません。

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