羽花山人日記

徒然なるままに

畑仕舞い

2024-03-17 20:02:07 | 日記

畑 仕 舞 い

この3月で,2012年から借りてきた家庭菜園を返上することにした。理由は体力の減退である。頑張ればまだ続けられそうだが。昨年10月に畑に行く途中で交通事故を起こし,やや気力が萎えて潮時かと思うようになった。

菜園は100㎡足らずで,自転車で15分ほどで通える。マンションのすぐ裏にもレンタルファームがあるが,少し離れていた方が気分転換になると考えた。地主さんの家がすぐ前にあって,トイレと給水が備わっているのがありがたかった。

菜園で心がけたことがいくつかある。

消費者,つまりカミさんの要望を聞いて,収穫物は近所へのお裾分けも含めてすべて消費する。

除草剤も含めて農薬は一切使わない。そのために,虫や病気に冒されやすい作物は敬遠する。

石油製品のはなるべき使わない。ビニールのトンネルやマルチは設置せず,季節に合わせた作付けをする。雑草は捨てず,作物の根元に寄せてマルチに利用し,土に還元する。ただし,肥料は化学肥料を用いた。

可能なものは自家採種し,苗から育てる。

動力付きの農機具は使わず,すべて手作業にする。

鳥や虫に作物が食べられてもお裾分けだと考える。

作物を意に従わせるのではなく,作物の意に従うように心がける。(これは一番難しいし,本当に従っているのかは分からない。)

栽培した作物は:ジャガイモ,ネギ,タマネギ,トマト,ナス,ピーマン,キュウリ,オクラ,ヤーコン,枝豆,トウモロコシ,莢インゲン,絹莢エンドウ,ダイコン,ホウレンソウ,小松菜,春菊,からし菜,ノラボウナの19種類。連作を避け,2~3年間隔のローテーションにした。

家庭菜園はあくまで趣味であるので,採算は度外視した。厳密に原価計算をしたことはないが,借地料を入れれば恐らく赤字だったろう。

畑づくりの楽しさは,農作業をし,作物に触れていると,とにかく気分が晴々することにある。育てたものを収穫するのも喜びである。農家ならはね物にするような収穫物でも,カミさんが上手に扱ってくれたので,捨てずに新鮮な味を楽しんだ。

最後の収穫物ノラボウナの菜花

畑からは離れるが,マンション隣接の小公園で,花壇づくりをしているグループがあるので,仲間入りをさせてもらおうと考えていている。

 

朝日歌壇から

所得などなき身なれども医療費のかさみて確定申告をする

栃木県 川崎利夫様

(わが身もその通り)

 

STOP WAR!

コメント (3)
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