博多住吉通信(旧六本松通信)

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ノーチラス号

2021年10月04日 | 豆知識
 昨日本ブログでご紹介した書店カフェの店名のNautilus(ノティリュス)は、英語式に発音すれば「ノーチラス」になります。元々、ギリシア語では水夫という意味で、ラテン語ではオウムガイという意味だそうです。
 世界最初のSF作家とも言われるフランスのジュール・ベルヌの『海底二万里』に出てくる謎の潜水艦がノーチラス号という名前でした。初版が刊行されたのは1870年だそうで、今から150年も昔のことですが、ノーチラス号はナトリウム・水銀電池(ナトリウムは海水から抽出するので現代の原潜のように長期潜航可能という設定でした)による電動モーター駆動で全長70メートル、直径8メートル、排水量約1500トンという超近代的な潜水艦を想定していました。
 世界で最初の本格的な潜水艦は、アメリカ人の発明家、ロバート・フルトンが、フランスで建造した全長6.48メートルの金属製潜水艦がノーチラス号と名付けられていました。ノーチラス号(上の図は設計図です 注)は、、海中では手動でスクリューを回し海上では風を受けて帆走したそうです。1800年7月29日に実際に潜水を行ったそうです。
 1954年にアメリカで建造された世界で最初の原子力潜水艦もノーチラス号と命名されました。同艦は全長 97.5m、全幅8.5m、排水量2,980トン、乗員107名と、ベルヌが構想したノーチラス号に近い規模でした。原潜ノーチラス号は1958年に北極海を潜航横断しています。
(注)https://en.wikipedia.org/wiki/Nautilus_(1800_submarine)

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