博多住吉通信(旧六本松通信)

 ブログ主が2022年12月から居住を始めた福岡市博多区住吉の生活や都市環境をお伝えします。

遠い昔に住んだ町2

2006年05月10日 | 思い出
 田端駅の改札を出て高台からのスロープを降りていくと、先ずJR高崎線、宇都宮線の踏切が見えてきます。そこを渡って明治通りを越えると、荒川区に入ります。住所は西尾久という地域です。昭和40年代風の住宅と商店が入り混じった典型的な下町が広がっています。実は昔、私はこの町に住んでいました。私は無意識の内に田端駅前のホテルメッツを通り越して、西尾久にまで入り込んでいました。ああ、昔通った風呂屋がある。コインランドリーもそのままだ(内装が綺麗になって、照明も明るくはなっていましたが)。すぐ隣がコンビニになっている。これは昔はなかったなあ。そんなことを考えながら散策していました。
 実際に私が住んでいたのは1984年の11月初旬から1985年の7月中旬まででした。1年も住んではいなかったわけです。当時私の年齢は23歳から24歳にかけてでした。
学部を卒業して社会人1年生になった時でした。実家から独立したくてたまらなかったわけです。本当は2年くらいかけてお金を貯めて出るべきでしたが。
 私が住んでいた場所は、小さな商店-確か薬屋だった-の2階が4畳半の貸間で、トイレ共同、小さな流し付きという、アパートとも言えないような小さな小さな下宿屋でした。それでも4部屋位はありましたか…その時点で築20年、ひょっとすると30年は経っていそうな建物でした。家賃は月15000円。礼金敷金は無かったような気がします。私の部屋は窓を開けると1メートル先が隣家の壁という日当たりの悪い部屋でした。それでも午後になると少し日が差し込みましたが、それはむしろ西日が暑いというべきでしたでしょう。(続く)


 
 
 

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