昨日の本ブログ記事でご紹介しましたように加賀海岸の防風林のクロマツ群(上の写真です)は、明治43年から昭和11年まで四半世紀にわたって人の手で植林されたものです。それは実に豊かなクロマツの森を形成しました。ところが1990年代頃からクロマツを食害するマツ材線虫病が蔓延し、初代のクロマツはほぼ全滅してしまったそうです。その後も営々と植林は継続したのですが、マツ材線虫を撲滅することには21世紀の現在でも成功していません。下の写真はマツ材線虫病を患ったクロマツが切り倒されたものです。切り口に黒い年輪のようなものが見えますが、この黒い部分がマツ材線虫病の病変部なのだそうです。この病気の対策としては、罹病したクロマツの除去や病変部への薬剤の注入といった対策になるそうで、たいへん人手が必要になります。私たちが訪問した際も、こうした対策が進められていました。
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