博多住吉通信(旧六本松通信)

 ブログ主が2022年12月から居住を始めた福岡市博多区住吉の生活や都市環境をお伝えします。

空飛ぶ円盤、地球を攻撃す

2007年11月07日 | SF
 先日家内と表題にあるSF映画を見ていました。1956年の米国映画です。半世紀以上前の映画ですが、SFが好きな方には有名な映画です。宇宙人が空飛ぶ円盤に乗って地球に攻撃を掛けるという、口で説明するとみもふたも無い映画ですが、特撮がなかなか凄い。B29爆撃機が撃墜される実写映像なども使われていて、結構迫力のある映画なのです。また宇宙人の故郷の星が環境悪化で居住不能になったこととか、宇宙人と地球人の主観時間経過の相違でコミュニケーション不全が起こって軍事的衝突が生ずるとか、半世紀以上前の映画であることを考えると意外と凝った設定が出てきます。
 それと冒頭のスタッフや俳優の紹介の中に、ドナルド・キーホー少佐という名前を見つけました。この人は、おそらく世界で初めて「空飛ぶ円盤」には宇宙人が乗っているという主張を公にした方です。1949年に米国の雑誌『TRUE』に掲載した記事でキーホー少佐がそのような主張をしたわけです。この記事は社会的に大反響を巻き起こしました。ちょうど半世紀前の1947年に米国の実業家ケネス・アーノルドが自家用機から初めて「空飛ぶ円盤」を目撃した2年後のことでした。しかしこの方は結構怪しげなところがあって、と学会の山本弘さん他の皆さんの『トンデモUFO入門』(洋泉社・2005年)でも詳しくかつ懐疑的に紹介されています。しかし、この方は紹介される時必ず「少佐」と階級を付けて記述されるのはなぜでしょう。映画でも紹介にちゃんと「少佐」と付けられていました。
 そういうえば「ムー大陸」の紹介者で有名なチャーチワード大佐も、紹介される時は必ず「大佐」と付きます(この方の場合、本当に英国陸軍の大佐だったかどうか良く分からないらしいのですが)。

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