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今年も広島・長崎の原爆忌を迎えました。上の写真は、先月訪れた広島平和記念公園の中にある広島国際会議場のホールに設置されている「和解の像」です。1995年に第二次大戦終結50周年にイギリスのコベントリー市から寄贈されたものです。コベントリー市は大戦中の1940年11月14日に500機のドイツ空軍の空襲を受け、死者554人、負傷者865人を出したそうです。ドイツがこの町を爆撃した理由は、その7日前に英空軍がミュンヘンを爆撃したことによる報復だったそうです。ミュンヘンはナチ党の発祥の地だったことから、激怒したヒトラーによる指示だったそうです。
コベントリー市の中心部には大聖堂があり、ここも被害を受けました。しかし大聖堂の司祭は「報復よりも和解を」と人々に訴えました。この訴えを記念して「和解の像」が女性彫刻家の手で制作されたということです。残念なことに英独は終戦まで報復の連鎖を止めることはありませんでしたが、「和解の像」はコベントリー市民の精神になったそうです。現地では広島の原爆死者を慰霊するヒロシマデイのイベントが毎年8月6日に開催されているそうです。
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