今 風が吹いています。
私の庭の植物たちが 風に身をまかせ
ゆらゆら揺れています。
..
実に。
実に いい眺めなんです。
もし この文章を目にしてくれる人がいたら
隣に座っていただきたいくらいに。
この気持ちを 共有 できないかしら。
その植物の姿なりに 微妙に揺れ方は違う。
大きいものはどっしりと 静かに。
細くてしなやかな植物は そよそよと。
風が吹いている。
植物が揺れる。
、、
何時間だって見ていられるんじゃないかと思うほど。
どうしてこの「揺れる」というものを見ると、
こんな気持ちになるんでしょう。
、、
え。
どんな気持ちかって?
たぶん あなたと 同じ気持ちだと。
、、
植物はいつだって完全で。
冬囲いをほとんどしない私のちいさな庭は
若い木は 雪の重みでボキボキと折れる。
無様に折れた所から新芽がついて
しぶとく生き、前より力強くなって。
まっすぐに空に伸びることができないと理解した木は、
うねりながら横に斜めに枝をはらす。
,,
その かたちの おもしろさ。
..
そうして
きれいなストライプのイネ科の植物が
私の庭をもっと楽しいものにしてくれる。
梅の木は実がなって その重さで
重力に逆らわずに美しく 下へ 下へと。
。。
あ
わたし なに やっていたんでしたっけ?
ガラスがどうとか
形がどうとか 色がどうとか
線がたまらなく好きだとか
。。
そんなの どうだっていいんじゃないの?
って。
・・
・・