香炉のこと

2012年10月30日 | 思う

2階のアトリエは、あちこちが(当然ながら)新しくて

新しいという独特の匂いが気になります。

あらかた片づけて、休める場所を作っても

なんだかしっくりこないのです

そこで、今年「香炉」デビューしたクマガイ

さっそく炉に炭を入れ、炭が赤くなったら、

(今回は)惜しげもなくざざざざーーーと木片を入れる

当然ですが、もくもくと煙をだして燃え始め

入れすぎたために

「心地のいい匂い」を通り越し

アトリエは「白檀チップの燻製空間」になってしまいました。

言い訳m

言い訳みたいですけど、この話題もう少し

真っ赤になった炭に、木片を(大目にいれると)

まるで のろし のような白い煙が

自由に、不規則に、一瞬が生まれたりなくなったりする

その煙が面白くて面白くてやめられなくなった

このような不規則に見える煙にも、

それなりのルールがあっての姿らしいんだけど

小さな息を吹きかけるだけで、

その姿はやすやすと変わっていって

全然飽きることがありません

香炉は熱いいくらいに暖かいし、

煙はおもしろいし

匂いは気分がいいし

で 

やめられなくなって、気づいた時には

いい匂い を通りこし

なんとなく いぶしたにおい(焦げ臭い)になったという訳です

いつか天のほうに行くときは

 

こんな煙に乗って行きたいものだと

 

考えてしまった。


踊ろうマチルダ

2012年10月29日 | 音楽

アトリエの引っ越し中に聴きまくったのは

「踊ろうマチルダ」さんの「故郷の空」というアルバムでした。

マチルダ という曲なのか、

マチルダさん という人なのか

全然わからずに、ツタヤで借りて聴いてみました。

引っ越しは思った以上に重労働で

重たいガラスをや道具を休むことなく運び整理し

新しい環境にそれらをうまく収めるために

費やす時間、まとまらない考え、

小さなハプニングがたまっていって

精神的にもかなりまいっていました

そんな時、踊ろうマチルダさんの(酒でつぶれたような)声や

ストレートな言葉たち、音やメロディに 

ずいぶんと助けられたのです。

踊ろうマチルダさんの歌は、懐かしい「童謡」のようであり

「はぁ いやさかさっさ」 と合いの手の入る いやさか音頭

真剣に聴きますと、苦労話に思わず涙が。。

そういった辛い仕事を乗り越えるための歌われた

「労働歌」のようでもありました。

まさに「労働中」の私にとって うってつけ だったんです

労働歌

ヤーレンソーラン ソーラン節

つきのーさばくのー  月の砂漠

海は広いな大きいな は なんて曲名だった?

 

そんなの全部ごちゃまぜで思い出す感じ

好きな人にはたまらない という

アイリッシュ音楽の影響を受けていると

グーグル先生たちが教えてくださいました。

ありがたや


ハンモックから見えるもの

2012年10月28日 | 思う

新しいアトリエの天井を、すべて板張りにしたので、

ある程度のものを吊るしても

天井が落ちる心配がありません。

「吊るす」という行為は、私の(非常に)好きな様子であり

考えようによってはとても安全で、安らかな場所なのです

ランプのほかにも、道具や材料も吊るして眺めています

ハンモックに身をゆだね、そこから天井を眺めると

最近の私のお気に入りの かたち があります

それは、材料として使う太めの銅線

買ったときは、ぐるりと巻いた輪の状態でした

ある時、その銅線を少し使って、

きちんと輪にせずに天井に吊るしたところ

銅線は自身の重さに耐えかねた?のか

自身の重さに見合うだけそれぞれが重力のままに

輪であった記憶を消すことなく

美しく絡まって静かに形を整え止まりました。

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完璧なのです この形や状態が。

私にとっては、空の雲を眺めていると同じであって

どの線も無駄なく、

全てにおいて調和がとれている その事実に

深い感動を覚えるんです。

昨日見た形と、今日見た形は同じであるはずなのに

目に入るその姿はいつも新鮮で美しい

こういうものを眺めていると、

つくづく私がしている

「作る」 という行為に嫌気がさしてしまいます

いやらしくて

気難しい

苦々しくて

ふてぶてしく 

特にひどく図々しくなり

理解してほしいだの、いやほしくないだのと

本質が見え見えであり

それらを見抜かれているのを(どこか)承知でいることにも

うんざりしてしまうのです。


菜の花の記憶

2012年10月17日 | 思う

数年前まで春になると、近くの空き地に、菜の花が咲きました。

正しくは、「咲いていた」です。

毎年、毎年同じ場所に、増えもせず減ることもなく

きっちりと咲いていたんです。

今はもうその土地には家が建ってしまって、

もうその菜の花を見ることはできません。

私はその菜の花を毎年楽しみにしていました。

どの季節に咲く花も、なぜか黄色の花というのはとても強くて

ときにやかましく、けたたましく、

こちらの感情次第では、ヒステリックにさえ思えるのですが、

黄色い小さな菜の花は、そんなところは一切なくて

真面目な雰囲気漂わせて、

「昔から、わたしはこの様に、この通りに咲いてます」

そんな感じでした。

わたしに「春」を知らせてくれる花でした。

今年は何年かぶりに私の庭も(大がかりに?)手入れしました。

好きなイネ科の植物を多く取り入れ

家の周りに「ツタ」を数種類植えました。

来年の春、これらの植物と一緒に、

あの黄色い菜の花を、咲かせたいと思っているんです。

、、


アトリエの引っ越し完了~

2012年10月11日 | お知らせ

昨日 アトリエの引っ越し(1階から2階へ)完了しました。

大量の本やガラス、材料や工具など

よくまぁ あの6畳の和室+押入れ+床の間に入ってたもんだと

感心したほどの荷物の量でした。

引っ越しする前にかなりのものを捨てたはずなんですが

分類しづらいモノの整理というのは、かなり疲れます。

話は変わります

今度のアトリエに「ハンモック」をつけました。

疲れたり、作業に煮詰まったら

ここでゆらゆらしながら頭を休めようかと思います。

ハンモックの「揺れ」っていい感じ。

癖になりそうなクマガイです。

今日から本格的に制作開始です。


置きっぱ

2012年10月03日 | 思う

今日、100円ショップ行ったら

レジのまわりに商品以外のものが置いてあって

(バックのような布もの)

それに「置きっぱ」ってメモが貼ってあった。

お客様の忘れ物???