ガラスの小物たち。

2007年02月26日 | 制作

Dscf0128_1 久しぶりにガラスで小物を作っています。

「手のひらサイズの鏡」

春っぽい色が気に入っています。

あとはガラスのオーナメント。

これは初挑戦♪

一人の女の子をモデルに、

その子の洋服や身の回りのものをガラスで作ってみようかな。

初めに型紙つくりましょうか・・。

最初の一枚は白い麻のドレスにがいいな・・・・。

それからGパン。Tシャツ。パンツ。帽子なんかをね。。

絵付けもちょっと入れてみたい。

この子のガラスの洋服たちを窓辺に吊り下げたら、

洗濯物干してるみたいでかわいいな。

女の子は7頭身にしてみました。


出会うということ。

2007年02月20日 | 思う

先週行った芸術の森美術館の「ドラマチックコレクション」で

砂澤ビッキさんの作品が展示されていました。

大きな大きな作品。

ビッキさんの頭の中にはこんな形があったんだな。。。

うらやましいかぎりでございます。

私がビッキを知ったのは15~6年前。

天国のビッキさん呼び捨てでごめんなさい。

でも「ビッキ」と呼ばせていただくのが一番ピンとくるんです。

そのころ私は東京に住んでいて、

北海道に帰省していた時の事。

帰りに泊まった音威子府の旅館の、

お土産屋さんコーナーにビッキの画集がありました。

私はとても心ひかれて、その画集を手にしました。

画集を開いてみて驚く。

ビッキの、

そのどうどうとした、

紙の大きさを気にもせず描かれた線。

いえ。

最初から紙の存在なんかないかのように描かれた、

のびやかな線。

顔のないおんなたち。

画集の後半は、大きなオブジェのスケッチ。

私の頭にはないものかたち。

不思議な世界。

もうこの画集は買わなくてはいけないと、

その画集を5000円で買った。

その頃の私にとっての5000円はとても大きかったけれど、

もともと軽いお財布が、

ますます軽くなったんですけれど、

あの時画集を買ってほんとによかった。

久しぶりに開いたビッキの画集は

私にいろいろなことを教えてくれる。

私の好きな「余白」

美しい「余白」

私の好きな「線」

美しい「線」

にじんだ絵の具。

一瞬の筆の動き。

そして。

BIKKYのサインがとても好き。

大切なサインの場所。

私たちはいつも小さな選択に迫られ暮らしている。

「買う?」 「買わない?」

「行く?」 「行かない?」

「やめる?」「やめない?」

その選択がすぐに間違いだったと気づくこともあるし、

後悔して、じたばたするなんて事はしょっちゅう。

でも。

あの時の選択は間違っていなかったと、

そう思うこともたくさんある。

今回のビッキの画集のように、

15年後にしみじみ思うこともある。

ビッキの書いた文章を読んで、

ビッキの言葉を感じて、

そう思う。

出会いは一瞬。


芸森に行って来ました。

2007年02月14日 | 放浪・漂流

日曜日に芸術の森に行って来ました。

「あかりメッセージ」と「ドラマティック・コレクション」を観に・・。

今回の一番心に残ったのは作品を観ている方々の「言葉」たち。

会場はとても静かで、

皆さんさほど表情も変えずゆっくりと観ています。

一見とても無口。

とても静か。

「ドラマティック・コレクション」では、

最初と最後に作品を観た方達の

短いメッセージが壁にうつしだされています。

その「言葉」の力強さに私は驚く。。。

メッセージを残していく人たちの年齢も性別もさまざまで、

もちろん感じ方もさまざま。

でもそれらの「言葉」にとても力がある。

たった一行、二行の言葉に、

それぞれの心の中を、 

それぞれの言葉で簡潔に表現している。

すごいよなぁ。。。。。。

あらためて「言葉」の力を感じました。

。。。。

。。。。。

そんな思いを引きずりながら 、イラストレーター、

佐々木小世里さんの「さっぽろさんぽ 円山界隈」の地図を片手に

お勧めカフェ 「Caf'e Festinalente」へ・・・。

おいしいコーヒーを飲んできました。

カフェも素敵でしたが、その隣にあった、

トイレ、台所兼用の古いアパートに私は心を奪われました。

ここの一部屋をこっそり借りて、アトリエにしたいなぁ・・・。

なんてこと考えながら帰ってきました。

やっぱり外に出るのは気持ちがいいね。


津軽海峡を越えました。

2007年02月11日 | 日々

私のランプが初めて津軽海峡を渡ってお嫁にいきました。

かるぴすあぶくシリーズのはちみつ味。

お嫁の行き先を地図で確認しました。

私は一度も行った事のない場所に、

ランプが先に行ったのです。

なんだか不思議。

でも

とってもうれしい。。。

ありがとうございました。


音符のこと。

2007年02月07日 | 思う

私がランプを吊すとき

いつも

特に法則性をもたせずに

なんのきまりもつくらずに

その時の私の思いのままに

ランプの高さを決めて吊します。

アトリエのランプ達もそうですし

今まで何回か出たイベントやグループ展の時もそうでした。

特にその理由を考えたこともなかったのですが

今回の作品展で作曲家のK氏から

「このランプの並びがいいね。」

というお言葉をいただきました。

私はそのランプの並びを眺めながら

「音符みたいですよね。」

私が言うと

「僕はこのランプの並びを今すぐ演奏できるよ」

おっしゃった。

その

とき

私は今までどうしてあんなにも楽譜に惹かれるのか。

細い線と楕円で構成された楽譜の美しさが

私が好きで好きでたまらない

「線」や

「まる」や

「しかく」や

「さんかく」

につながっているんだと気がつきました。

そして

ランプを通じて「静けさ」を求める一方で、

リズミカルにも思える吊されたランプ達が、

やっぱり恋しい

「音」を表現してくれているのではないのでしょうか。