小さなひとつ。

2007年10月30日 | 思う

今回の個展では、ほとんどのランプで5Wの電球を使います。

最初 5Wで本当に大丈夫だろうかと 正直少し不安でした。

ですけれども だんだん 5Wのランプが80個並ぶという事、

その空気を感じるのが楽しみで仕方がない。

「胸 わくわく」ってやつです。

5Wで何ができる?

5Wで何が。。。

。。。。

今まで 私が何度か参加したイベント、

昨年のグループ展、今年1月の個展。

いろいろな方達が足を運んでくださり、

作品を目にしてくださいました。

励ましのお言葉たくさん。

感謝 感謝。

そんな中で私がいつも気になるのは、

何も言わず、さらりと すーっと 帰っていく方々。

芳名帳にも名を残すことなく。

「何も言わない」という静かで強いメッセージを残していく。

彼ら 彼女らは 何を 思って感じたの?

つまんない?

それとも

時間の無駄って?

今回のタイトルの 「ひとつ と たくさん」

ステンドグラスは、小さなガラス片(ピースと呼びます)を組み合わせて作ります。

たったひとつの小さなピースの色選びに悩んで悩んで、

何十個と集まって ようやくひとつのランプが出来る。

で、

ひとつのシリーズが何個か集まって

ようやく やっぱり ひとつ が。

ひとつ と たくさん の違いって?

なんだか 同じに思えて仕方がない。

わたしは ひとつ に心を砕きたい。

ひとつ を 見つめていたい。

ひとつ の事で 頭を悩ませたい。

そして

ひとつの 小さな小さな声に 

耳を傾むける事が出来ますように。

今までの私を助けてくれた たくさんの事は、

全部 「ひとつ」 だったから。


ビール

2007年10月28日 | 日々

一日の終わりや、制作が一段落したら

ビール。

チルド室に入れてきんきんに冷やして。

最初の一口はほんと美味しくて

思わず首を傾げてくるりと回し、CMみたいに

「うーん うまい!」

などとやってしまいそうになります。

ビールは肉体労働者にとって 一番ふさわしいお酒だと思う。

わたくし 肉体労働者ですからしみじみ。

とてつもなく美味しく感じるときは、

ビールをつくった人に「ノーベル賞」あげたい。

って心の中で思って。


似合わないこと。

2007年10月22日 | 思う

生きておりますと

イヤでもやらなくてはいけないことたくさん。

みんなそう。

でも いやなことも やると決めたら

最後までがんばって? やる (ほんと?)

で ときどき いやなことから 少し 離れる。(たびたび?)

そうして あれやこれやと考える。

めんどうな あれこれ。

どうでもいい いちいち。

逃げられなかった やれやれ。

でも 私はやる。 やるの。

だけど

似合わないことだけは 

もうしたくない。


5Wのあかり

2007年10月21日 | 制作

今回の個展では

5Wの電球を使います。

私が使うヨーロッパ式の電球には

5Wというのは通常売っていません。

ですから 今回の個展のために

特別に作ってもらいました。

発注してから3週間くらいかかるのですが、

先日電球を取りに行ったら発注した個数と違う・・・。

足りない。。。。

う・・・ 

間に合わないかも。

気を取り直して再度発注。

一週間ほどで急いで作ってくれるとのこと。

ほっ。。。よかったぁ・・・

こんな風にイベント前には

何かハプニングがあるなぁ・・・とつくづく思いました。


龍の子太郎

2007年10月19日 | 思う

小さな子供が

おやつなんぞを取り合っていますと

決まって私 「龍の子太郎のおかあさんになっちゃうよ」

って言います。

(松谷みよ子のお話です)

龍の子太廊のお母さんは

たった3匹のイワナを食べた罪で

龍に変えられてしまう。

貧しい貧しい村でのお話しです。

ここの内容はわたしにとって衝撃。。

「ひどすぎる。。。」

この話でいきますと

私なんて地獄の窯でぐたぐた煮られること確実。

でも 最近 ようやく 小さな小さなイワナでも

みなで分けて食べなくてはいけないと

しみじみ思うようになりました。

いろいろな意味で。

まぁ 気づくの遅すぎますが。

ですから 

あまり言う資格はございませんが

やはり 子供達の「ポッキー一本」のケンカの仲裁に

「龍の子太郎のおかあさん」に

登場していただくんです。


赤鬼は。

2007年10月15日 | 思う

なんだかあわただしく冬がやってきそうです。

こんな時期はなぜか

「泣いた赤鬼」を思い出します。

ええ。

あれは名作です。

そして 

どこかに行ってしまった青鬼のこと

少し考えるんです。


アキノヨナガ展

2007年10月08日 | その他

円山のクスクスさんで

アキノヨナガ展やっています。

先週 ちらりと行って来ました。

わもんよう クミコちゃんの

和ロウソクの絵はがき2枚買ってきました。

切り絵の絵はがき。

とってもいいの。

和ロウソクはくびれがあってなまめかしい。

女の人が立っているみたい。

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はだしで歩く。

2007年10月05日 | その他

先日 ファッションショーに行ってきました。

Fumiさんの服を着たモデルさん達は、

はだしでステージの上を歩いていました。

ぺたぺた・・と。

(いえ 実際 ぺたぺた なんていっていないと思います)

服の色は地面によく似た色で。

わたし 

なんだか 涙が出そうになりました。

ああ

わたしたちの とおいとおい  わたしたちは

こんな風に 

敵から身を守るためにか

それとも

自然のめぐみの色がこうであるのか

むつかしいことはわかりませんが

こんな色の服をまとって

はだしで歩いていたんだろうと。

子供も大人も。


腰にものさし。

2007年10月03日 | 日々

なくしたものを探すとき、

腰に 「ものさし」 をさして探すと見つかるって。

自慢じゃないですが

しょっちゅう あれやこれやと探しています。

なぜか ことごとく なくなる。

ホチキスがない! ペンがない! テープがない! 

定規がない! あれも これもない!

・・・・となると仕事が進みませんから、

なくしたときのための保険にホチキス3個 ペン5~6本 

定規・・・いくつあるんだろうか?

そんな調子で完璧?な環境つくり。

なのにねぇ。

やっぱり なくなるんです。

なくなるときはその保険の、そのまた保険までなくなります。

で こんな時

腰にものさしさして探します。

これで見つかった試しはありません。

たぶん まぁ 明らかに 迷信。

不思議なことに見つかるときは一気に出てくる。

ぞろぞろと。

どこに隠れていたのかって思います。

部屋のどこかに「ブラックボックス」

(中学の数学の先生がよく使っていた言葉です)

が私のアトリエにはあるんじゃないかと

最近 ふと。。。