箱庭療法みたいです。

2011年01月17日 | その他

ただ今作品展の会場になっている、「ステーション999」さんに

納品する予定の「おうちSET」をちらりと。

今回から パッケージの一部 を変更しています。

イラストレーターINOちゃんのアドバイスにより

もっと かわいくなってしまいました。

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気が付いてくれるかなぁ。

あと、少し派手目タイプの「おうちSET」の動きが悪いようなので

サンプル作ってみました。

つくりながら思うんですが

このガラス玉を配置する作業って

ちょっと「箱庭療法」みたいだなって思うんです。

実際わたしは ↑ やったことはありませんが

(ちょっと興味あり)

なんだか とても自分と向き合う時間なんです。

「家」 らしくしよう とか

「センス良く配置したい」 とか 

そんな気持ちを取っ払っちゃって

その時の自分が気になる 色 や 大きさのガラス玉を 

思いのままに置いていく。

小さな 「街」 をつくる とか

秘密の 「基地」 をつくる とか

頭の中の 「幻想」 をそのまんま とか

そんなふうに作った方がうまくいくような気がします。

接着剤 も思うように着かなかったり

思惑通りのところに ガ ラス玉 を置けなかったりと

ガラスの小さなスペースの中にも

避けられない? ハプニングも起こります。

接着剤の硬化時間もあまりないので

変更できることも限られます。

だけど

そんなものも 受け入れて

いいことも だめだったとこ 受け入れて

出来上がったものが

その時の「自分」みたいに なっちゃうんです。

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この納品が終わったら、しばらく大きな作品に

没頭したいと思っています。

制作の最初の期間に聴く音楽は

日本語が入らないもの と決めています。

ある程度形や方向が決まっていくと

日本語の音楽がいいのですが

ガラスを重ねていくような立体の制作は

一発勝負の連続みたいで

かなり神経をつかってしまうんです。

そんな時は わたしが好きな「日本のことば」ってのも

少し遠くに追いやらないと 

気が散っちゃって だめなんです。

だから この期間 日本語からの 「家出」 をするんです。