球根

2011年11月13日 | 思う

土曜日は庭の冬囲いをしました。

今年の雑草はすごかった。

いかに手を入れていないか 

ほったらかしにしてたのか

雑草は猛威をふるっておりました。

今年は(真面目に)球根も何種類か植えました。

球根を植えながら わたしは思ったんです。

「球根」って「言葉」みたい。

ことば みたい って 

(新しい)球根を植えるために土を掘り起こすと 

何年も前に植えた(古い)球根が出てきたりします。

わたし が 植えた 何かの 球根

球根の姿だけじゃ 

どんな花だったのか

どんな色をしてたのか 

記憶はあいまいになって

だけど 

確かにわたしが植えた球根は

時期が来ると 花を咲かせて

枯れて 消えて行って

土の中で みゃくみゃくと

花が咲いたとき思うんです 

あぁ あんただったの 

きれいだね 

そんな感じで思い出すんです

わたしが 誰かに 投げかけた言葉って

球根だから

植えたわたしは すぐ忘れちゃって

球根だから

時期が来ると 咲くものだから

思い出すでしょ わたしの投げちゃった言葉

それから

投げかけられた言葉は 球根だから

ほんとは わたし忘れちゃいないんです。

こんな風に

時には 歯ぎしりしたくなる感じで

忘れてたこと思い出すんです