ここ何日か、あちらこちらと彷徨って
やたら目について気になる USED のもの
特に「靴」のような非常に個人的な
癖の強い USED のものは
立ち止まらずにいられない
・
靴の減った感じ
皺のつきかた
色落ちの部分
もうこれは
裸でしょう
裸ですよね
裸みたい
そんな風に眺めている
。
洋服なら、肘のあたりの皺の感じ
ジーンズなら 関節部分の個人情報
ほんとうに生々しい
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新品ばかりが並んでいる様子も
それはそれでとっても魅力的ですが
当たり前のように USED の物たちが
お行儀よく 店頭に並んでいる
、
隣に並んでいる 靴 と
その隣に並んでいる 靴 の(もと)持ち主は
その靴を履いているときは
出会うことは(たぶん)なかった
だけど
「過去」になってしまった靴が
「今」になってやっぱり靴のまま
同じ時間を生きていて
同じ場所や空間を共有している不思議
。
今 は 過去
過去 は 今
。
。