着物を着たいと思っているからでしょうか。
今回の骨董市ではやたらと着物に目がいきます。
あるいはその周辺のもの。
「かんざし」や「櫛」「茶道具」「杯」「急須」などなど。
うっとり見とれてしまいます。
特に「かんざし」や「櫛」などは、どんな女性が身につけていたのかしら。
そういったものはすべて自分を美しく見せる小道具であったはず。
どういう経路で骨董屋さんに行くのでしょうか。
形見 の品 であったかもしれないし、
お金に困って誰かの手に渡った もの かもしれない。
どれもが なんだか 妙にもの悲しくて
それを身につけたいという衝動に
わたしは駆られる。