この語り手の母親は、虐待(代理ミュンヒハウゼン症候群)している。
いつから始まったのは、不明。
彼女は、子供の洗髪中、子供がくしゃみをよくしていること、
そして朝になると決まって熱を出していることに気付く。
それに加えて、
子供の自我の芽生え。
『みーちゃん、1人で出来るモン』
『わかったわ。お母さん、手伝わないからね』
ワタシハ、コドモノジシュセイヲソンチョウシ、
カゼヲヒイタラカンビョウスル、リッパナハハオヤ。
※代理ミュンヒハウゼン症候群とは、周囲の関心を引き寄せるために、自分自身ではなく身近の者に代理させ、ケガや病気を捏造す症例をいう。
母親に多く、子供に対する親心の操作であったり、懸命または健気な子育てを演じて他人に見せることによって周囲の同情をひき、自己満足することも挙げられる。
髪の毛をちゃんと乾かしてなかったので、風邪をこじらせ肺炎になっていた。
髪の毛を切った事によってそれが回避され風邪をひかなくなった。