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《解説編》意味がわかると怖い話2887 「流しそうめん」

2019年07月30日 12時06分57秒 | 意味がわかると怖いコピペ
語り手のルームメイトが「にがり大量摂取」による事故死をとげてから丸1年。
ルームメイト本人の不注意とはいえ、原因を作ってしまった語り手は寮のみんなを励まそうと、流しそうめんパーティーに寮生たちを招待する。実は、故ルームメイトの彼氏も参加者であった。

日本に留学しているような人たちなので、みんな日本食が大好きである。
そうめんは流す先からなくなっていき、語り手は庭と台所をてんてこまいになって往復することに。

そんなとき、参加者の一人であるマイケルが、つかんだそうめんをお椀に移し、さあ食べるぞというときに手を滑らせて、自分の割り箸を落としてしまった。周りに予備の割り箸はなく、マイケルは台所に戻ろうとした語り手に割り箸を持ってくるように頼む。このとき、語り手は台所に菜箸を持ち帰ることを忘れてしまい、菜箸が無いとそうめん茹でられない(いや、茹だるけど混ぜられない引き上げられない)ということで、菜箸を取りに戻る。

ところが、語り手が菜箸から目を離した一瞬の隙をついて、故ルームメイトの彼氏が菜箸の先端に毒を塗ってしまう。語り手が予備の割り箸を持ってくるまで手持ち無沙汰になってしまったマイケルは、菜箸に目をつけ「あっ、これ借りて食べちゃえ♪」と、菜箸でそうめんを食べ始める。

これが、マイケルが被害者になった経緯。
マイケルは、すぐに友人らが適切に救急手当をし、病院に運ばれたので命は助かった。
けれど楽しい雰囲気は恐怖へと代わり、皆が寮に入ってしまった後、責任を感じた語り手は一人黙々と片付けを始めます。

このとき、マイケルが菜箸を使ってそうめんを口にしたことが毒殺未遂の現因だったのだと語り手は悟り、背後で冷笑を浮かべる故ルームメイト彼氏の視線に背筋を凍らせる…

彼氏が語り手に仕返しする作戦はこうだった。

1. 語り手が目を離した隙に菜箸に毒を塗る。
2. 毒のついた菜箸で語り手がそうめんをつかんで流せば、その場にいる者たちが軽度の食中毒になる。
3. 彼氏の目的は無差別殺人ではないので、青酸カリのような強力な毒ではなく、また菜箸が水流に触れて毒が薄まってしまうように計算していた。菜箸を使うのは語り手だけなので、食中毒の原因は語り手だと皆が思い、語り手が皆からバッシングされ、最終的に自殺に追い込めれば…というのが彼氏が期待していたこと。
4. しかし、計算外なことにマイケルがその菜箸でそうめんを食べてしまい、毒を直接口に運んでしまったので、事態は彼氏の想像以上に深刻になり、今回の彼の計画は失敗に終わった。
5. けれど、語り手が犯人の存在とたくらみに気がつかない限り、繰り返し狙われ続けることになるだろう…
という恐怖であった。




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