暗い帰り道。
時間は夜10時をまわっている。
『あ、もしもし私だけど』
『マイじゃん、どうした?』
『いま、家に帰る途中なんだけど、変な人につけられてるみたいで』
『マジかよ、オレの女に何をしやがるんだ』
『だから家につくまで電話してていいかな?
電話してたら襲ってこないと思うから』
『ま、いいけど…大丈夫か?何ならそっちに行くけど…』
『うん、大丈夫。あとちょっとで着くから』
『そうか、とりあえず家に帰ってからまた外に出たりしたらダメだぞ。明日、マイの家に行くから』
『わかった、ありがと。いま、家着いた』
『あ、着いた?どう見える?』
『ううん。ありがとね。裕子。』
次の日、マイはストーカーに殺された。